ホームページの必要性は?新規集客よりも成約率を高めるために使うのがおすすめ
「SNSがあれば、ホームページいらなくない?」
「ホームページの必要性って?」
と思っている人、たくさんいると思います。
たしかに、今はInstagramやTwitter、TikTokにLINEと、ホームページ以外にもWeb集客のツールがたくさんあるので、スモールビジネスをしている人たちにとっては、SNSの方がホームページよりも手軽に感じますよね。
そのうえ、ホームページ集客では必須のSEOは、ここ最近はスモールビジネスにとっては厳しい状況……。
特に新しく開設したホームページは、上位表示するのに半年〜1年かかるなんてケースもあります。
そりゃぁ、みんなホームページで集客なんてしたくなくなりますよね……。
でも、ホームページはそもそも「新規集客」だけのツールではないんです!
- 申し込み等成約率をあげる
- 既存のお客様をロイヤルカスタマー化する
- メディア取材を獲得する
など、色んな活用ができる最強ツールです。
今回はそんな中でも、「成約率をあげる」ホームページの秘訣について、紹介します!
SEOが難しい今、ホームページのおすすめの使い方
以前は、Googleなどの検索サイトに上位表示させて、検索をきっかけに新規のお客様に知ってもらうというのが、ホームページ集客の主流でした。
ですが、ホームページ上位させるSEOは年々厳しくなっていて、検索から新規のお客様の獲得のハードルがあがっています。
そこで、おすすめなのが、新規のお客様との出会いを検索ではなくSNSで作っていくこと。
申し込みまでの導線
- SNSで自分のこと、商品のことを発信
- 自分や商品に興味を持った人が、ホームページを見る
- ホームページで買いたい買いたい気持ちを後押し
- 申し込み
こんな風に、SNSで出会ったお客様の買いたい気持ちを後押しするために、ホームページを使うのがおすすめです。
実際わたしも、このホームページを作ってから、問い合わせや申し込みが増えていますが、検索からのお客様よりも、SNSからのお客様の方が圧倒的に多いんです!
リット・リンク等のリンクツールじゃだめなの?
「ホームページじゃなくても、リット・リンクで十分じゃない?」と思った人もいますよね。
たしかに、リンクツールで十分なサービスもあります。それは、お客様の「買いたい気持ち」を作るのに、情報が少なくてもOKな場合です。
リンクツールでも十分なケース例
- SNSからのゴールがメルマガやLINEなど無料で登録できるもの
- 商品単価が安いなど、LP1枚でお客様が商品を納得して購入できる
- 売っている商品が1つだけ
SNSの集客が、メルマガやLINE登録が目的で、商品のセールスやメルマガやLINEで行う場合は、リンクツールで十分です。
また、お客様がたくさんの情報がなくても「気軽に申し込める商品」の場合や扱っている商品が一つだけの場合も、ホームページは必要ないと思います。
逆に、お客様の「買いたい気持ち」を作るのに、情報がたくさん必要な場合は、ホームページがあるほうが、ぐっと成約率があがります。
問い合わせ・申し込みが増えるホームページで一番大事なこと
問い合わせや申し込みが増えるホームページで一番大事なことは、「接客」です。
たとえばお店で物を販売するときに、接客の良し悪しで売上に大きな違いが出ますよね。つまり、物を売るときに接客ってムチャクチャ大事なんです。
では、Web集客でその接客をどうやって行えばいいと思いますか?
接客に使えるのが、ホームページなんです。
ホームページをWeb上に開いたお店だと思って、アクセスしてくれたお客様をきちんと接客できれば、それだけで、成約率が確実にあがるはずです。
ちゃんと接客できているのに、売れない場合もある?!
すごくいいホームページなのに、商品が思うように売れない。そんな場合は、商品そのものにニーズがあるのかを見直してください。
どんなに集客ツールをうまく活用したとしても、そもそもニーズがない商品は売れません。集客方法よりも、「売れる商品」であることが大前提です。
なぜホームページで接客すると問い合わせ・申し込みが増えるの?
お客様が商品を購入するまでに、どんなステップを踏むのかを知ると、ホームページの役割が理解しやすくなります。
商品やあなたのことを知る(SNS)
商品やあなたに繰り返し接触し、興味が高まる(SNS)
SNSではわからない商品の詳細などを知り、購入への不安を取り除く(ホームページ)
購入意欲の高い状態で、問い合わせ等のアクションを取る
すでに商品やあなたのことを良く知った状態で購入。(商品に対する誤解がない状態)
商品購入を決めるまで、お客様はわたしたちが想像する以上に、いろんな情報を知りたいと思っています。
その「色んな情報を知りたい」気持ちを満たし、商品をちゃんと検討してもらえるのが、ホームページなんです。
お客様が商品購入に至るまでの、「買いたい気持ちづくり」を十分に満たしてもらえるツールが、ホームページなんです。
なぜなら、ホームページは、お客さまにとって必要な情報をすべて掲載できます。また、SNSと違って情報が整理されているため、簡単に必要な情報にたどり着くけるからです。
だから、SNSで発信するだけでなく、ホームページで接客すると、「買いたい気持ちづくり」をしっかり満たしてもらえるので、申し込み・問い合わせが増えるんです。
実際、わたしがこのホームページを作ってからは、問い合わせで「最終確認」程度で、受注が決まるようになりました。みなさん、ホームページをじっくりご覧になっているから、問い合わせの段階では、ほぼお願いすることを心に決めていらっしゃるんですね。
ホームページで接客するとは?
でも、ホームページで接客するって、具体的にはどうやったらいいの? と思いましたよね。
ホームページを洋服屋さんとかパン屋さんのようなお店だとイメージしてみてください。
お店に入ってきたお客様が、何かを探している様子だったら?
「何かお探しですか?」と声をかけますよね。
商品を手に取っているけれど購入に迷っているようだったら?
「ご不明点はありますか?」と声をかけますよね。
そして、お客様の不安要素が何かをヒアリングして、その不安を取り除いてあげることができます。
また、もしかしたら、お客様の求めていることによっては、別の商品を提案したほうがいいこともあるかもしれません。
接客例1
グローバルメニューで「何かお探しですか?」
ホームページでは、お客様に「何かお探しですか?」と声をかけられません。
そこで、店員さんの最初の声かけの代わりとなるのが、「グローバルメニュー(グローバルナビゲーション)」です。
グローバルメニューに、ホームページに来たお客様が、特に知りたがっている情報を陳列します。
ホームページの入り口というとトップページをイメージするかもしれませんが、お客様が最初にアクセスするページが必ずしもトップページとは限りません。だから、すべてのページに表示されるグローバルメニューに、お客様が知りたい大事な情報を陳列するんです。
接客例2
随時情報更新で「ご不明な点」をなくしていく
ホームページの良い点は、何度でも修正し情報更新ができる点です。
- お問い合わせが来て対応した内容は、Q&Aページやサービス案内ページ等に随時情報を追加する。
- 事例やお客様の声の更新も随時行う。
これを繰り返すことで、お客様が購入検討するときの「不安」を解消できます。
自分とお客さんのやり取りをすべて情報化して、保管・公開しておく場所が、ホームページというお店なんです。
ここでは接客の代表的な方法を紹介しましたが、あなたのお客様のことを考えて、「どんな情報を」「どの場所に」「どんなレイアウトで」掲載するとお客様が満足するだろうと考えてみてください。
きっと、まだまだできることはあるはずですよ!
ホームページ接客で欠かせないサイト構成図
お客様を接客できるホームページを作るために、欠かせないのがサイト構成図(サイトマップ)。
サイト構成図とは、
- ホームページにどんなページがあるのか
- ページの階層の構成がどうなっているのか
を一覧にした、ホームページの設計図のようなものです。
サイト構成図を作る目的は、3つあります。
- お客様がサイト内で迷わない導線を作るため
- お客様がどんなページを求めているか洗い出すため
- ホームページの運用を自分自身がわかりやすくするため
もしサイト構成図を作らずに、思いついた順番にページを作ってしまうと
- お客様が必要な情報が不足している
- お客様が必要な情報にたどり着けない
そんな接客態度の悪いホームページになってしまいます。
ホームページを接客の場にして、成約率をあげよう
ホームページを単に「必要な情報を載せておく場所」にせずに、お店であることを意識して、お客様に喜ばれる接客を続けてみてください。
成約率をあげるホームページにするには、接客を続けて、お客様に必要な情報が伝わるホームページに進化させていくことが大事です。
これからホームページを作ろうと考えている方、ホームページをすでに持っているけれど化石化している方は、どんな接客をしたらお客様の「買いたい気持ち作り」ができるかを考えて、まずはサイト構成図を作るところから始めてみてくださいね。
もし、「自分でサイト構成図を作るのが難しい」と思ったら、ホームページ保健室でご相談に乗っています。
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