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WordPressが重いを解決!高速化の方法とは?|SEO対策にも

WordPressが重いを解決!高速化の方法とは?

ホームページを開いたら、画面が表示されるのに時間がかかる・・・

こんな「ホームページが重い」問題に、困っていませんか?
こんたホームページ制作所でも、高速化に関するお問い合わせって、とっても多いです。

ホームページが重たいと、ユーザーがページを閲覧するときにストレスになって、離脱の原因となってしまいます。

こんた

また数年前から、Googleはユーザーエクスペリエンスといって、Googleで検索をしているユーザーにとって「使いやすいサイトであること」を重要視しています。そのため、ホームページが重いことはSEOにも悪影響!
サイトの評価を落とすことにつながるので、できるだけ早めに解決するのがおすすめです!

ホームページが重い問題を解決したことで、Googleの順位がすごく上がった方もいます。

そんなWordPressで作ったホームページが重い問題は、「高速化」することで解決します。

目次

WordPressが重くなる7つの原因

WordPressが重たくなる原因はいくつかありますが、その中でもよくある原因と解決法を紹介します。

画像が重い

ホームページに使っている画像が重いとページの読み込みが遅くなります。

画像の最適化を行うことで解決!

サーバーの通信が遅い、サーバーの通信容量が少ない

WordPressを設置しているサーバー側に問題がある場合もあります。

高速化対応のサーバーに引っ越すことで解決!

動画など埋め込みデータが重い

動画やフラッシュなど、ページに埋め込んでいるデータが重いとページの読み込みが遅くなります。

各種データを軽くする。より軽いデータでの見せ方に変更することで解決!

常時SSL化されてない

常時SSL化されていないと、ページの読み込みが遅くなる場合があります。常時SSL化されていないことが、読み込み速度に影響していなかったとしても、セキュリティのためには常時SSL化は必須のため、この機会に変更することをおすすめします。

サーバーでSSLの申請をし、WordPressを常時SSL化することで解決!

※SSL化の方法は『これだけはやっておきたいワードプレスのセキュリティ強化 5つの対策』で詳しく解説しています。

実装コードが古い

WordPressを構築しているコードが古いと、読み込みが遅くなる場合があります。

コーダーやシステムエンジニアなどの専門家に依頼し、CSSやJavaスクリプトの最適化を行うことで解決!

Webフォントを使用している

デザインやブランディングのためにWebフォントを使用している場合、フォントの読み込みに時間がかかってしまいます。

Webフォントの読み込みをなくすことで解決!
高速化したいなら必須ですが、デザインやブランディング上でWebフォントの使用が必要な場合もありますよね。
そんな時は読み込みが多少遅くなっても、割りきって考えていいと思います。

プラグインが重い

使用しているプラグインが重いと、読み込みが遅くなります。

重いプラグインを無効化することで解決!

要チェックのプラグインについて

  • 一時使用のプラグイン

一時的にしか使わないプラグインを有効化したままになっていませんか?
今は使っていないプラグインは、無効化して大丈夫です。

  • 使い方によっては重たくなるプラグイン

「Elementor Page Builder」やスライダー表示のためのプラグインは、使い方によっては重くなる場合があります。怪しいプラグインがあった場合は、一度無効化してみて、実際の読み込み速度を確認すると影響がわかります。

上記はすべてホームページ側に原因がある場合ですが、通信速度が遅い等ホームページを閲覧している環境に原因がある場合もあります。

WordPressが重い原因を確認する方法

ホームページが重い原因を自分で特定するのは、難しいですよね。そこで、おすすめのツールがあります!

それが、PageSpeed Insightsです。
Googleが提供しているページの読み込み速度をスコア化してくれる無料ツールです。

PageSpeed Insights

サイトのURLを入れて、分析ボタンをポチっとすると、いくつもの指標でサイトを分析してくれます。スコアが低い項目が改善が必要なポイントです。

PageSpeed Insightsスコア

スコアは、携帯電話とデスクトップの両方を確認し、両方とも改善を行ってください。

ちなみに、スコアが低い項目のすべてを改善するのは大変なので、短縮される時間が多い項目を優先的に対策するのがおすすめ!

と言っても、「どこまで対策すればいいか、わからない」という人は、自分のスマホで閲覧したときに、ストレスなく表示されるのを目指して改善してみてください。

Googleは、このツールを使ってページの読み込み速度を評価し、SEOのサイト評価を行っているので、このツールで高スコアがでればSEO対策でも安心です。

WordPressを高速化のためにまずやるべきこと

WordPressが重くなる原因をいくつか紹介しましたが、ほとんどの原因は、「画像が重い」こと、もしくはサーバー側の問題です。

そのため、次の2つを対策すれば、読み込み速度が改善するはずです。

  1. 画像の最適化
  2. サーバーの高速化

画像の最適化

画像を最適化するには、次の4つの方法があります。

  1. 画像の圧縮
  2. WebP対応
  3. 画像の読み込みを遅延
  4. 画像サイズの調整

それぞれについて解説しますね。

1.画像の圧縮

画像を圧縮して小さいサイズにすることで、読み込み速度が早くなります。

2.WebP対応

WebP(うぇっぴー)とは、Googleが開発した次世代画像フォーマットのこと。
画質を劣化させることなく軽量化することが可能なため、画像をWebPに変換すると、ページの読み込み速度を改善できます。

3.画像の読み込みを遅延

画像の読み込み(ロード)を遅延させたら、逆にサイトの表示速度が遅くなるんじゃないの?
と思ったかもしれませんね。

「画像の読み込みを遅延させる」とは、サイトを表示するときに、すぐに読み込むことができるテキストやメタデータを画像よりも先に読み込んで、そのあとに画像を読み込むようにすることです。

画像のロードを遅延させると、サイトにアクセスしているユーザーの通信速度も早くできるので、高速化を促してくれます。

4.画像サイズの調整

画像のサイズが必要以上に大きいと、WordPressが重たくなる原因に。
きれいに表示されるのにちょうどよいサイズに調整してから、アップロードして使ってください。

推奨の画像サイズは、投稿などに利用する最大の横幅サイズの目安は、ホームページのメインカラム(コンテンツの領域)の幅です。

サイズ例としては、サイドバー付きサイトの場合で、850~900px、1カラムサイトの場合で、1,000~1,200pxくらいのサイズにおさめるようにしましょう。
ご自身のサイトではどのサイズかわからない場合は、ぜひ一度ご相談ください。

こんた

そして、ここまでに紹介したすべての画像の最適化は、たった1つのプラグインで簡単にできちゃいます!そんなプラグインをご紹介しますね。

その神プラグインが『EWWW Image Optimizer』です

画像の圧縮も、WebP対応も、ロード遅延も、サイズ調整も全部できます。さらに、スマホ表示用のサイズにも変換してくれる頼りになるプラグインなんです。

『EWWW Image Optimizer』を使った、画像最適化の設定方法を紹介しますね!

EWWW Image Optimizerの設定方法

STEP
プラグインをインストール

WordPressのダッシュボードの「プラグイン」から「新規追加」を選択し、プラグインをインストールします。

EWWW Image Optimizerの設定方法 プラグインをインストール

「EWWW Image Optimize」を検索し、「今すぐインストール」をクリック。

EWWW Image Optimizerの設定方法 プラグインを追加

インストールが完了したら、「有効化」「設定」をクリック。

インストール完了
STEP
EWWW Image Optimizeの初期設定

初期設定の画面が表示されるので、以下の項目にチェックを入れ、「次へ」をクリック。

サイトを高速化
☑保存スペースを節約
☑今は無料モードのままにする

EWWW Image Optimizeの初期設定

推奨設定は、次の項目にチェックを入れます。

☑メタデータ削除
☑遅延読み込み 
☑WebP変換

EWWW Image Optimizerの推奨設定

<品質レベルについて>

品質レベル 82~90の値を入力

カメラマン等、高画質であることが重要ではないサイトは、82でOKできるだけ高画質で表示する必要がある場合は、90程度に。

ただし、数値が高くなるほど画像が重たくなり、読み込み速度が遅くなります。
高画質にしたい場合は、数値を入れた後に表示速度と画像の質を確認して、ストレスなく画像表示され、かつ高画質のバランスの良いところで数値を決めてください。

<幅、高さの上限について>

幅の上限 ホームページのメインカラムの幅を入力

例)カラム幅が1920pixelであれば、1920と入力

最後に「設定を保存」をクリックして完了です。

STEP
追加設定

すでにプラグインをインストール済の場合も同様です。

ダッシュボードの「設定」から「EWWW Image Optimizer」を選択して設定画面に推移しましょう。

EWWW Image Optimizerの設定方法

「基本」タブから以下の項目にチェックを入れます。

EWWW Image Optimizerの設定方法
EWWW Image Optimizerの設定方法
EWWW Image Optimizerの設定方法

☑今は無料モードのままにする

<メタデータを削除> 
☑EXIF やコメント、カラープロファイルなどピクセルデータでないすべてのメタデータを削除します。

<画像のリサイズ>
幅の上限は、ホームページのメインカラムの幅を入力
例)カラム幅が1920pxelsであれば、1920と入力

<不足している寸法を追加>
☑幅/高さの属性を追加してレイアウトのずれを減らし、ユーザーエクスペリエンスを改善します。

※デバイスに合わせて、最適なサイズに変換してくれます。
この項目にチェックを入れていないと、ページスピードインサイトで指摘されます。

<遅延読み込み>
☑画像が表示領域に入った (または入ろうとしている) 時にだけ読み込まれるため、読み込み速度を改善します。
☑自動スケーリング

<Webp変換>
☑ほかのブラウザでは元の画像を提供し、対応するブラウザ用では画像を次世代の形式に変換します。

<WebP の配信方法>
☑ JS WebP リライト 
☑Picture WebP Rewriting

以上をチェックしたら、「設定を保存」をクリック。

これで、EWWW Image Optimizerの設定は完了です。

サーバーの高速化

もし、サーバーが原因でWordPressの読み込みが遅くなっている場合は、高速対応のサーバーへの引っ越しを検討することをおすすめします!

わたしが、「このサーバーなら安心」と思う、料金が手頃でスモールビジネスにおすすめできるサーバーはこの3つ!

  1. シン・レンタルサーバー
  2. エックスサーバー スタンダード
  3. ロリポップ ハイスピード・プラン

サーバーを変えただけで、前述のPageSpeed Insightsのスコアが爆上がりしたこともあるので、画像の最適化を行ってもスコアがあまり改善しなかった場合は、サーバーの引っ越しも検討してみてはいかがでしょうか?

サーバー引っ越しの手順

  1. WordPressのファイルとデータベースをダウンロード
  2. 新しいサーバーにドメイン設定する
  3. 新しいサーバーにダウンロードしたファイルとデータベースをアップロード

※ドメインをホームページ以外(メールやメルマガ等)に使っている場合は、全部引っ越しが必要です。WordPressのデータ移管だけでなく、メール等も新しサーバー側で設定を行ってください。

サーバー引っ越しの際の注意点

サーバー引っ越しの手順を紹介しましたが、自分でやることは、あまりおすすめできません。

なぜなら、システムのことを理解していないと、システムとワードプレスの互換性の問題が起きたり、サイトが見れなくなるなどのトラブルが起きやすいからです。

サーバーによっては、オプションでサーバー引っ越しのサービスがあるところもあります。自力でなんとかしようとせず、サーバーのサービスを利用したり、Web制作会社やシステムエンジニアなどの専門家に依頼するのが安心です。

高速化をもっと極めたい人は

画像の最適化もしたし、高速サーバーも使っている。でも、もっと高速化したい! という人は、高速化に必須ではありませんが、次のような方法もあります。

  1. キャッシュの生成
  2. スクリプトの最適化

1.キャッシュの生成

WordPressは、投稿記事のアーカイブやカテゴリーページなど、ユーザーがアクセスするたびに、サーバーからデータを取得してページを生成する「動的なページ」と呼ばれるページがあります。

動的なページは、表示速度が遅くなる原因の一つです。

キャッシュの生成を行うと、動的なページをデータ容量の小さいHTMLファイルに変換して、ブラウザに表示させることができるので、ページの読み込み速度を高速化できます。

キャッシュの生成方法

キャッシュの生成におすすめなのは、テーマのキャッシュ生成機能かサーバーのキャッシュ設定を使う方法です。

サーバーのキャッシュ設定は、各サーバーのマニュアルページで確認してください。

シン・レンタルサーバーのキャッシュ設定の方法
https://www.shin-server.jp/support/manual/man_server_cache.php

エックスサーバーのキャッシュ設定の方法
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_server_cache.php

ロリポップのキャッシュ設定方法
https://lolipop.jp/manual/hp/content-cache/

キャッシュ生成のプラグインもありますが、個人的にはあまりおすすめしていません。

おすすめできない理由は、ページを更新するたびにキャッシュクリアが必要だからです。もしキャッシュクリアを忘れた場合、古いページが表示されてしまいます。

たとえば、お問い合わせフォームにキャッシュが残って、以前記入した内容が表示されてしまうなど。また、キャッシュプラグインは有効化することで、バグが出やすくなるといったデメリットもあります。

2.スクリプトの最適化

JavaScriptとCSSの読み込み順序を最適化して、画像やページの読み込み速度を改善する方法です。もし、スクリプトの最適化を行いたい場合は、システムエンジニアやコーダーに依頼する必要があります。

プラグインもありますが、表示崩れが出る可能性があるのでおすすめできません。

ちなみに、5年~10年たっているホームページなら、スクリプトを最適化するよりも、最新のシステムや技術でリニューアルしたほうが、長く使えるうえに、費用も安くできる場合が多いです。

そのため、スクリプトの最適化をしないと高速化ができないようであれば、リニューアルを検討することをおすすめします。

WordPressを高速化して、使いやすい、SEOにも強いサイトを目指そう

「WordPressが重たい」は、プラグインを活用することで簡単に解決できます!

重たいまま放置しないで、ここで紹介した方法をさっそくやってみてくださいね。

こんた

もし、プラグインを入れても読み込み速度が解決しない場合やサーバーの引っ越しをしたい方は、高速化のサポートを全面的にお手伝いしています。まずはお問い合わせくださいね!

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この記事を書いた人

埼玉県川口市で、自営業や起業家のホームページ制作を行っいます。
Web制作会社に7年務めたのち独立。Web制作歴12年、2500件以上のサイト制作に携わり、WordPressサイトを得意とし「作って終わり」にしない、結果が出るサイトであることを大切にしてます。「10人いれば10通りの最適なサイトがある」という信念のもと、型にハマったサイトづくりではなく、マーケティングから考えた、その人のビジネスにとって一番最適なサイトをご提案。技術面で不安のあるWebデザイナーのシステム面のサポートも行っております。

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