初心者向け|WordPress開設後すぐにやるべきSEO設定

WordPressを開設後、すぐにSEO設定をする理由とは?

「WordPressでホームページを開設したのに、なかなか検索結果に表示されないな~・・・」
と思っている人いませんか?
残念ながら、ホームページを公開しただけでは検索ページにヒットしないんです。
ホームページを使って集客するには、検索結果で上位に表示されることが必須。検索上位で表示されると、ユーザーの目に留まりやすく、クリック率も自然と高くなるからです。
検索上位に表示するための方法が、
SEO設定です。
上位表示して、お客様にホームページを知ってもらうためには、ホームページを公開したら、すぐにSEO対策に取り組んでください。
今回は、WordPress開設後すぐにやるべきSEO設定の方法を、わかりやすく説明します。
初心者でも簡単にできるので、ぜひ参考にしてくださいね!
WordPressでできるSEO設定
WordPressでできるSEOの設定は、次の2つの方法があります。
- SEOのプラグインを使う
- テーマのSEO設定を使う

テーマによっては、SEO設定の機能がついているものがあります。テーマのSEO設定は比較的手軽なので、利用している人も多いのですが、わたしはどちらかというとプラグインを使う方法をおすすめしています。
テーマによっては、SEO設定の機能がついているものがあります。テーマのSEO設定は比較的手軽なので、利用している人も多いのですが、わたしはどちらかというとプラグインを使う方法をおすすめしています。
その理由は、プラグインを使えば、テーマが変わってもSEO設定をそのまま引き継ぐことができるからです。けれど、テーマのSEO設定を使うと、テーマを変えたときにSEO設定が引き継がれないので、全部設定し直しすることに(涙)。
WordPressのテーマを一生変えない場合はいいんですが、いつかテーマを変える可能性があるようなら、プラグインを使ったSEO対策をおすすめします。
SEO対策のプラグインは、SEOに必要なページタイトルとメタディスクリプションの設定、XMLサイトマップ作成、インデックス設定などができます。ただし、プラグインによって、ある機能とない機能があるので導入する前に確認してくださいね。
おすすめのSEOに強いテーマ
WordPressテーマの中でもSEO対策がしやすいテーマがあります。けれど、このテーマなら上位表示できるという「SEOに強いテーマ」というのは存在しません。
SEO対策には、コンテンツと設計が、とにかく大事。検索するユーザーにとって有益でわかりやすいコンテンツを作成することが大前提です。
その上で、Googleなどの検索エンジンが理解しやすいように、プラグインやテーマを使って対策していきます。
ここでは、SEOの設定がしやすく、文章の装飾がしやすい(コンテンツが作りやすい)テーマをいくつか紹介しておきますね。
- SWELL(スウェル)
- Cocoon(コクーン)
- Snow Monkey (スノーモンキー) など
SWELL(スウェル)
SEO対策しやすい有料テーマはたくさんありますが、SWELL(スウェル)は、記事執筆がしやすく、サイトのカスタマイズ性が優れています。
SEO対策ではコンテンツ最優先と言われているので、記事執筆しやすいことは、記事作成する上でとても大切なことですね。
また、見やすいサイトデザインや、サイト構造にするとユーザーの滞在時間を増やすことができるので、サイトのカスタマイズ性が優れていることもSEO対策には重要です。
Cocoon(コクーン)
無料テーマの中でも高機能なテーマ。基本的なSEO対策やカスタマイズ性も充実しています。また、マニュアルもあるので、初心者でも安心して利用することができます。
Snow Monkey (スノーモンキー)
初心者から本格的なホームページを作成できるテーマです。けれど、どちらかというとコードを利用してカスタマイズしたい中級者〜上級者が最大限スノーモンキーの機能を活用できると考えた方が良いかもしれませんね。
おすすめのSEOプラグイン
SEO対策はプラグインでも設定できます。ここではSEO設定がしやすいプラグインを紹介します。
- SEO simple pack
SEO simple pack
SEO simple packは、他のSEO対策プラグインの中でも、とてもシンプルなプラグインです。シンプルなので、WordPressの操作に慣れていない人でも、直感的にわかるので扱いやすいです。
WordPressテーマ「SWELL」と開発者が同じなので「SWELL」と相性がよく、「SWELL」の推奨プラグインとしても紹介されていますね。

SEOのプラグインでは、All in one SEOが有名ですが、わたしはあまりおすすめしていません。SEO対策としての設定が揃っていて良いプラグインではあるのですが、使い方によってはサイトの動作が重くなってしまうデメリットがあります。なので、高速化のことを考えるとSEO simple packで十分とわたしは考えています。
SEOの初期設定の手順
SEOの初期設定の手順は、次のように行います。
- テーマやプラグインでSEO設定をする
- 公開するページのSEO設定をする
- WordPressの高速化の設定をする
- XMLサイトマップの登録をする
- Googleサーチコンソールに登録する
- 公開したページをGoogleサーチコンソールにindexする
- 構造化マークアップの設定をする
この記事では、おすすめのプラグインSEO simple packを使った手順を解説してみますね!
1.プラグインのSEO設定|SEO simple packの場合
- ダッシュボードの「プラグイン」の「新規追加」をクリック
- 「SEO simple pack」を検索
- 「今すぐインストール」をクリックした後、「有効化」します

- 「SEO pack」の設定画面で「一般設定」の中の「基本設定」を選び、「サイトのタイトル」と「サイトのキャッチフレーズ」を確認(デフォルトのままでOK)。一番下にある「設定を保存する」をクリックします。
(変更したい場合や設定がまだの場合は、WordPressの[一般設定]から変更)


- 「投稿ページ」タブを開き、「投稿」「固定ページ」「カスタム投稿ページ」で、「投稿をインデックスさせない」は「いいえ」を選択。
- 記事・ページごとの「タイトルタグの形式」と「ディスクリプションの形式」を確認し(デフォルトのままでOK)、一番下にある「設定を保存する」をクリックします。


2.公開するページのSEO設定
サイトを上位に表示させるための対策は、それぞれのページでもできることがあります。特にしておいた方がいい3つの項目を紹介します。
- タイトル(title)
- ディスクリプション(meta discription)
- ALT属性
タイトル(title)
ページごとに適切なタイトルを設定します。
ページごとのタイトルの良し悪しが、検索ユーザーのクリック率や検索順位に大きく影響を与えることがあります。「この記事を読んでみたい!」とユーザーに思ってもらうには、ページの内容を正確に伝えること、印象的なフレーズも含めることが大切です。
タイトル(title)の設定のコツ
- SEOキーワードを含める
- 文字数を32文字以内にする
SEOキーワードを含める
ページタイトルには、かならずSEOキーワードを含めます。SEOキーワードが含まれていないと、検索エンジンに「何について書いてあるページ」なのかを理解されにくく、検索結果に表示されにくいからです。また、検索ユーザーにも興味を持ってもらうことができないので、クリック率も低くなってしまいます。
検索エンジンにも、検索ユーザーにも伝わりやすい、SEOキーワードを使ったタイトルを設定してください。
文字数を32文字以内にする
ページタイトルの文字数は32文字以内にします。Googleの検索上表示されるタイトルが、32文字前後で、32文字を超えた部分は省略(カット)されてしまうからです。(デバイスや条件により多少前後することもあります)
また、検索するユーザーの目に留まりやすいこと、検索上表示されることも考えて、SEOキーワードや重要な言葉は、タイトルの前半部分に入れた方が効果的です。
メタディスクリプション(meta discription)
メタディスクリプションは検索結果で表示されるページの説明文です。Googleの検索結果では、記事タイトルの下に表示されます。
現在はSEO的には直接影響はありません。けれど、記入しておくと、検索ユーザーが「知りたいことが書いてある」ことを確認できるためクリックされやすくなります。
逆に記入しないと、本文からGoogleが選んだ文章が表示されてしまい、適切な説明になっていない場合が多いので、悪影響になることもあります。
では、具体的にどんなメタディスクリプションにすればいいのか、記述するコツをあげてみますね。
ディスクリプション(meta discription)を記述するコツ
- パソコン、スマホ共に見やすい文字数にする
- 記事の内容を簡潔に書く
- キーワードを自然に入れる
パソコン、スマホ共に見やすい文字数にする
パソコンでは、120文字表示されます。ですが、スマホだと100文字を超えると長すぎて読みにくくなります。
最近では、スマホユーザーが増えているため、スマホでも読みやすい70〜90文字にすると最後まで読んでもらえる可能性が高くなります。
記事の内容を簡潔に書く
それぞれのページごとに、記事の内容が簡潔にわかる説明文を書きます。それによって、検索ユーザーにページの内容が伝わりやすくなり、クリック率の増加につながります。
簡潔さや、結論を先に書くことを意識すると、検索ユーザーに一目で理解してもらいやすいです。検索結果に上がってくる競合サイトの中から、クリックしてもらいやすくなるので、ぜひこの点も意識してみてください!
キーワードを自然に入れる
メタディスクリプションにキーワードを記述するために、不必要にキーワードを使おうとする人がいますが、ユーザーに わかりにくい文章になってしまい、逆効果。メタディスクリプションにキーワードをたくさん入れても、検索順位には直接影響しないので、キーワードは自然に入れる程度でOK!
ALT属性
ALT属性は、ページ内にある画像の内容を検索エンジンに伝えたり、画像が読み込めない時に代替テキストとして表示させます。
画像検索としても効果があり、SEOにも影響をあたえます。ALT属性を設定する時は、次のようなことに注意してみてください。
- キーワードを入れる
- わかりやすい日本語表記にする
キーワードを入れる
画像検索からユーザーが訪れる可能性があるので、ALT属性にはキーワードを入れておくと効果的です。画像検索に関係ない画像は、なんの画像かがわかる日本語を入れておきます。
ただし、たくさんのキーワードをただ羅列するのはキーワードの乱用とみなされるので、NGです。(NG例:alt=’’赤い 傘 かわいい 美しい’’)
わかりやすい日本語表記にする
ALT属性は、画像の内容を説明するためのものなので、わかりやすい日本語で書いてください。その場合、画像を具体的で端的な単語を使うと効果的です。
(例:alt=’’赤い傘’’ alt=’’走る学生’’)
3.WordPressの高速化の設定
WordPressのSEO対策では、ページの表示速度の高速化が重要と言われています。その理由は、近年、Googleがユーザーエクスペリエンス(快適に検索できること)を重要視していて、サイト運営者にページの表示速度を改善するように呼びかけているからです。
ホームページを回遊するときに、ページが重いとユーザーにとってストレスになって、快適に情報を調べられなくなります。
WordPressの高速化対策で、自分でできることは2つ。
- 画像の最適化
- サーバーの高速化
1.画像の最適化
webページは、テキストと画像でできています。テキストより画像の方が転送するデータ量が圧倒的に多いので、画像サイズを最適化して表示速度が遅くならないようにすることがとっても大事!
<画像を最適化する方法>
- 画像の圧縮
- 画像の読み込みを遅延
- 画像サイズの調整
画像の圧縮
画像を圧縮して、画像サイズを小さくします。転送するデータ量が少なくなるので、表示速度の改善が期待できるしくみです。
画像の読み込みを遅延させる
画像の読み込み処理を後回しにして、テキストだけ先に表示させます。データ量が多い画像を後回しにすることによって、webページの表示速度が速くなります。
画像サイズの調整
画像サイズには、「画像の大きさ(表示サイズ)」と「画像のファイルサイズ」の2つの意味があります。両方の最適化が大切ですが、特に重要なのは、「画像のファイルのサイズ」です。ファイルサイズが大きいほど、読み込むのが遅くなるからです。
推奨の画像サイズ
「表示サイズ」の基本はメインカラムの幅に合わせます。
以下は参考までによくあるサイズの記載です。
サイドバー付きサイトの場合 | 横幅が850~900px |
1カラムサイトの場合 | 1000~1200px |
「ファイルサイズ」は200KB以下が推奨です。
ここで紹介した画像の最適化は、画像圧縮プラグイン「EWWW Image Optimizer」を利用すれば、簡単に対策できるのでおすすめです。
WordPressの高速化について、詳しくは『【SEO対策でも重要】WordPressの高速化設定の手順を解説』で、解説しています!
2.サーバーの高速化
WordPressの表示速度の高速化対策で重要なのが、使用するサーバーです。WordPressのデータを置いているサーバーが重いと、サイトの読み込みが遅くなります。
もし、サーバーが原因でWordPressの読み込みが遅くなっている場合は、高速対応のサーバーを検討することをおすすめします!
高性能なサーバーがいろいろありますが、料金も手頃でスモールビジネスにおすすめのサーバーを紹介します。
4.Googleサーチコンソールに登録する
Googleサーチコンソールは、Google検索におけるあなたのホームページ状況について分析できるGoogle公式ツールです。
サーチコンソールの登録方法を説明しますね!
サーチコンソールの登録方法
- サーチコンソールのサイトにアクセスし、「今すぐ開始」をクリックします。

- Googleアカウント(メールアドレスとパスワード)を入力し、「次へ」をクリックします。
- 登録画面で、「URLフレフィックス」を選択し、URLを入力します。
- URLを登録すると「所有者の確認」画面が表示されます。その中の「HTMLファイル」をクリックし、ダウンロードします。(他にも方法がありますが、今回は「HTMLファイル」を使う方法を紹介します)


- 「所有権を確認しました」と表示されれば、サーチコンソールの登録が完了です!
- アップロードしたら、「確認」をクリックします。
- ダウンロードした「HTMLファイル」をサーバー上のルートドメインの直下にアップロードします。
5.XMLサイトマップの登録
XMLサイトマップとは、Webサイトの全ページを検索エンジンに登録(インデックス)するためのマップのことです。
XMLサイトマップを作成すると、Webサイトの全ページがGoogleなどの検索エンジンに自動で登録されます。検索結果に表示されやすくなるので、サイトのSEOが向上します。
XMLサイトマップは、プラグインの「 XML Sitemaps」(旧Google XML Sitemaps)を使って作成できるので、設定方法を紹介します。
XMLサイトマップ設定方法
プラグイン「 XML Sitemaps」を使う場合
ダッシュボードの「プラグイン」の「新規追加」をクリックし、「 XML Sitemaps Auctollo」を検索 します。「今すぐインストール」をクリックした後、「有効化」します。
※「XML Sitemaps」で検索しても出てこない場合は、「 XML Sitemaps Auctollo」で検索してみてください。「 Auctollo」は作者の名前です。

画面左にある「設定」の中にある「 XML Sitemaps」をクリックし、基本的な設定の、上の3つにチェックを入れます。

また、「HTML形式でのサイトマップを含める」のチェックは、外してください。このままにしておくと、サーチコンソール上でエラーが発生する恐れがあるからです。
「投稿の優先順位」では、「優先順位を自動的に計算しない」にチェックを入れます。

Sitemapコンテンツでは、「ホームページ」「投稿」「固定ページを含める」「最終更新時刻を含める」にチェックを入れます。カテゴリーページも含めたい場合は「カテゴリーページを含める」にもチェックします。

Excluded Itemsでは、「未分類」にチェック。ここではクローラーに認識させたくない(検索結果に表示させたくない)カテゴリーなどをチェックします。

Change Frequenciesでは、種類別に更新頻度を設定します。投稿の個別ページを「毎日」にしてクロールの頻度を上げておきます。

「優先順位の設定」では、数値が高いほどクローラが巡回してもらいやすくなります。こちらも投稿の個別ページを「1.0」に変更しておきます。
設定が終われば、「設定を更新」をクリックします。

XML Sitemapsを登録したら、Googleサーチコンソールへ登録します。
Googleサーチコンソールへアクセスし、「サイトマップ」をクリック。新しいサイトマップの追加のところにサイトマップURL「/sitemap.xml」を入力し、「送信」をクリックします。

これでXMLサイトマップの設定は完了しました!
ただし、公開してすぐのページは、なかなかインデックスされないことがあります。
そんな時は、Google Search Console(Googleサーチコンソール)を使ってインデックスのリクエストを送信します。
6.公開したページをインデックスする
- Google Search Console(Googleサーチコンソール)にアクセスします。
- 「URL検査」を選択し、公開したページのURLを「〇〇内の全てのURLを検査」の欄にインデックスしたいページのURLを入力し、「Enter」キーを押します。
- 「公開URLをテスト」が出てきたら「公開URLをテスト」をクリック。
- その後、「インデックス登録をリクエスト」をクリックして完了です!

7.構造化マークアップ
構造化マークアップされていると、Googleなどの検索エンジンに、より正確に認識されやすくなるので、SEOには必須です。
とはいえ、業種やどういうサイトかによって設定項目が異なったり、使用しているWordPressテーマや、プラグインによってもやるべきことが変わってきます。
また、Googleが出しているサイトから生成して貼る場合もあるので、「どうしたらいいの?」と、困ったときには「ホームページ保健室」で、ぜひご相談ください!
SEO初期設定チェックリスト
WordPressプレスを開設したら、すぐにSEOの初期設定をしてください。
チェックリストを用意したので、順番に設定してみてくださいね。
- SEOに強いテーマもしくはプラグインを設定
- ページごとにタイトルを設定
- ページごとにディスクリプションを設定
- ALT(画像の代替テキスト)
- 画像の最適化
- サーバーの高速化
- Googleサーチコンソールの登録
- GoogleサーチコンソールにXMLサイトマップの登録
- Googleサーチコンソールに公開したページのインデックス
- リンク切れ
- 構造化マークアップ

WordPressは、開設しただけではSEO対策ができていません。この記事を参考にして、開設後すぐにSEO設定をしてみてくださいね!
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