集客できるホームページに|サイト構成(サイトマップ)作りの基本の考え方
サイト構成図(サイトマップ)を、ホームページの設計図だと思っていませんか?
「使うのはホームページを作るときだけでしょ」と軽く思われがちですが、実はサイト構成図ってホームページの運用時も使いまくる超重要アイテムです。
ホームページで集客をしたいたいなら、サイト構成図は必須!
この記事では、サイト構成図の作り方と基本の考え方をご紹介します。
最後にサイト構成図のテンプレートも配布するので、「サイト構成図、作ってない!」って人は、ぜひダウンロードしてくださいね!
サイト構成図(サイトマップ)が必要な理由とは?
サイト構成図なしで、ホームページを作っちゃう人もいますよね。
でも、お客様から反応をもらえるホームページを作りたいなら、事前にサイト構成図をしっかり作り込んでおくことが大切です。
その理由は3つ。
- お客様がサイト内で迷わない導線を作るため
- お客様がどんなページを求めているか洗いだすため
- ホームページの運用をわかりやすくするため
まずは「どうしてサイト構成図は必要なのか?」からお話しします。
お客様が迷わない導線を作るため
サイト構成図があると、導線設計がしやすくなります。
職業柄いろんなホームページを見ている私ですが、導線の重要性をわかっていないページが多いなぁと感じています。
「こういうページを作ったらいいんじゃない?」というサイトオーナーの目線だけで作ってしまっているというか…。
でも、導線設計ができていないと、お客様が使いにくいホームページになってしまいます。
- お客様が迷子になりやすい
- お客様が欲しい情報になかなかたどり着けない
せっかくアクセスを集められても、これだとお問い合わせや申し込みにつながりませんよね。
お客様を途中で離脱させないためにも、サイト構成図を作りながら、しっかり導線を考えることが重要です。
お客様がどんなページを求めているか洗いだすため
ホームページで大切なのは、お客様目線で作ること。
- オーナーが伝えたいことだけを載せた、押し売り感の強いホームページになってない?
- お客様が知りたい情報はちゃんと提供できている?
サイト構成図があれば、本当にお客様の必要としているページを把握しやすくなります。
ホームページの運用をわかりやすくするため
問合せがくる・集客できるホームページにするには“運用”が大切です。サイト構成図は、ホームページを公開したあとの運用でも活躍します。
というのも、サイト構成図はサイトの最新状態が一覧になっているもの。
- どこを改善すべき?
- 次はお客様にどんな情報を提供すべき?
サイト構成図を見れば、ホームページの課題まで一目瞭然です。
それに各ページの内容を把握できるので、お客様の問い合わせに対して回答が掲載されているページをすぐにご案内できますよ。
サイト構成図(サイトマップ)を作るときに大事な基本の考え方
サイト構成図を作るときに意識してほしい大事な考え方が2つあります。
- お客様目線で作る
- 運用時に自分たちが常にサイトの状態を認識できるようにする
1.お客様目線で作る
くり返しになりますが、ホームページはお客様目線が大切です。
なのでサイト構成図を作るときも、次の3つを意識して作ります。
- お客様が何を知りたいか
- 知った後にどんな行動を取りたいか
- お客様がすぐに問いあわせができるか
たとえば記事のCTA。
CTAをすべて同じにしているホームページは多いですが、本当にお客様目線で考るなら、記事内容に合わせてCTAも変わってきますよね。
CTAとは
「Call To Action(行動喚起)」の略で、記事を読んだお客様になんらかのアクションをうながす要素の総称。“お問い合わせボタン”や“会員登録ボタン”など。
2.運用時に、自分たちが常にサイトの状態を認識できるようにする
ホームページの状態を管理者が把握していないケースをよく見かけます。
- どんなページがあって
- どんなコンテンツが入っていて
- URLが何か
これを分かっていない管理者が本当に多いなぁと感じます。
ホームページの状態を把握できていないと、トラブルが発生しても気づけません。
今のホームページの状態をわかりやすくするためにも、使いやすいサイト構成図を作ることが大切です。
サイト構成図(サイトマップ)の作り方(手順)
サイト構成は、運用に関することが一枚にまとまったシート。次のような手順で作ります。
- お客様との出会い~ゴールまでの流れを書く
- ストーリーの中で必要になるページを洗い出す
- 洗い出したページを分類する
- 各ページをエクセルなどに落としこむ
- 運用上必要な項目を足していく
まずはお客さまのストーリー設計をします。いわゆる“カスタマージャーニー”と呼ばれるものですね。
たとえばお客様から問い合わせをいただくのがホームページのゴールなら、次のような視点でストーリーを考えます。
- 「お客様はどんな悩みがあってホームページへ来るのかな」
- 「どんな情報を知ったら、お客様は問い合わせしたいと思うかな」
カスタマージャーニーとは
お客様が商品やサービスを知ってから、実際に購入したり利用したりするまでの思考や体験を旅に例えたマーケティング用語。
ストーリーのなかで、お客様が必要になるページを洗い出します。
「ここでお申し込みしたくなるかも」
→お申し込みページが必要
「ここで信頼性を高めたほうがいいかも」
→コラム記事などが必要
2で洗い出したページを以下のように分類します。
- 固定ページ
- SEO対策する記事
- 投稿ページ など
ちなみに私は、必要なページを洗い出したら、1枚ずつ付箋に書いて分類しています。
アナログなやり方ですが、わかりやすくておすすめです!
ページを分類できたら、次はトップページから各ページをどう配置するか考えます。
私の場合は、3で作った付箋を貼ったりはがしたりして配置を決めていきます。
新規のお客様でも迷わないよう配置するのが大切。ここまで終われば、トップページになにを掲載すればいいかが明確になるはずです。
あとは各ページの配置をエクセルなどのシートに落としこみます。
この時点では、ページの内容と種類くらいしかシートに項目はないですよね。なので、最後に必要な項目を足していきます。
次に紹介する「サイトマップに記載したい項目」を参考に、必要そうな項目を追加してみてください。
サイト構成図(サイトマップ)に記載したい項目
- 優先順位
- 変更点(新規・既存・リニューアルなど)
- 仕様(トップ・固定・投稿・カスタム投稿など)
- カテゴリー
- 内部リンク
- ページ名(タイトル)
- スラッグ(パーマリンク)とURL
- テスト環境URL
- 記事ID(ワードプレスの場合)
- 検索想定ワード
- メタタイトル
- メタディスクリプション
- 備考欄
- 公開日
- 更新日
- リンクを貼ったメルマガやSNSの情報
サイト構成図(サイトマップ)のおすすめ作成ツール
サイト構成の作成ツールは、エクセル、もしくはスプレッドシートが便利です。
マインドマップツールで作る人もいますが、私のおすすめは断然エクセル!
- 絞り込み検索や抽出ができる
- 自動で色分け設定ができる
- 進捗確認も便利
- 関係者と共有がしやすい
スプレッドシートもエクセルとほぼ同じように使えますが、ユーザー数の多いエクセルのほうが困ったときに解決法がすぐ見つかります。
サイト構成図(サイトマップ)の運用時の活用例
「サイト構成図ができたとして、どうやってホームページ運用に活用するの?」と思いますよね。具体的な例を紹介します。
例1)イベントページの管理
イベントが終了した告知ページをそのままにしていませんか?
イベント終了日に自動で文字や行の色が変わるように設定しておけば、「このページは削除しなきゃ」とか「次のイベントに日付変更しなきゃ」とか忘れず対処できます。
例2)記事の重複を防ぐ
今ある記事を一覧で確認できるので、同じような内容のページを何個も作ってしまうミスを回避できます!
例3)課題発見
備考欄に、お客様から指摘されたことや、自分で気づいた改善点をメモしておくのもおすすめです。修正の抜けがなくなりますし、次の更新でやらなきゃいけない作業内容も把握しやすくなります。
プロが作ったサイト構成図(サイトマップ)テンプレート
サイト構成図のテンプレートはこちらからダウンロードしてください。
開いたら、「ファイル」から「ダウンロード」を押して、お好きな形式でお使いください。
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