Xfree(エックスフリー)の使い方|完全無料で使用できるレンタルサーバー
Xfree(えっくすふりー)とは、大手レンタルサーバー・エックスサーバーが提供する無料レンタルサーバーのこと。
「作成したホームページを試してみたい」「WordPressを使ってみたい」といったときに気軽に使えて便利なサービスです。
ただし、結論を言ってしまうとXfreeで本格的にホームページを運営するのはおすすめしません。個人的には、あくまでホームページの勉強や検証用として利用するサービスかなぁーと思います。
この記事ではXfreeの概要と使い方、メリット・デメリットを紹介します。
Xfreeとは?完全無料で使えるレンタルサーバー
Xfreeは、次の特徴がある無料のレンタルサーバーです。
- 完全無料で利用できる
- 3つのサーバー機能から選べる
- 独自ドメインが使える
- WordPressがインストールできる
- SSL化(https://〜)ができない
- 広告が表示される
- 3カ月ごとに手動で契約を更新(無料)しないとサイトが凍結される
なお、申込時に「〜.xdomain.jp」という初期ドメインが発行されるので、独自ドメインがない人でも使えます。
Xfreeは「HTMLサーバー機能」「PHP・MySQLサーバー機能」「WordPress機能」の3つのプランが使用できます。
いずれのプランも注意したいのが広告表示。
広告は「PHP・MySQLサーバー機能」「WordPress機能」で作ったサイトのタブレット・スマホでのみ、自動でバナー広告が表示されます。「HTMLサーバー機能」は、3カ月以上利用しなかった場合にのみ表示されます。
各プラン別の活用方法は?
各プランの仕様から考えられる活用例を紹介します。
HTMLサーバー機能プランの活用例
HTMLでPHPを使わないWebサイトを作りたい人向き。
オリジナルデザインでLPを作ることもできます。
ただし、問合せフォームなどのフォーム類は、埋め込みコードしか使えません。
ほかには、画像やPDFなどのデータをWeb上で共有したい場合にも使えます。
PHP・MySQLサーバー機能プランの活用例
たとえば、PHPでできる
- 問合せフォームを使ったWebサイト
- 予約システムページ
- 掲示板
などを作りたいときに使えます。
htmlサイトだけでなく、WordPressもインストールして使用できます。
PHP・MySQLサーバー機能での気になる点は、スマホとタブレットでは広告が表示されること。そのため、LPには不向きかなと思います。
WordPress機能プランの活用例
WordPressをインストールでき、容量が多いのがこのプラン。
たとえば、
- サーバー費をおさえてWordPressサイトを作りたい
- 独自ドメインでWordPressブログを無料で始めたい
- WordPressのカスタマイズをしてみたい
ときなどに、活用できます。
ただし、SSL化ができないため、SEO対策をしたい場合はXfreeではなくSSL化ができるサーバーを使用した方がいいです。
Xfreeの使い方
Xfreeの使い方はとっても簡単です! ここからは「WordPress機能」プランでホームページを作るケースを例に、Xfreeの使い方を紹介します。
1.)無料会員登録
メールアドレスの登録画面が開くので、登録に使用するメールアドレスを入力します。
Xfreeから登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、ご登録のメールを確認してください。
メール内に記載のURLをクリックすると、会員情報登録フォームが表示されます。
必要事項を入力して「確認画面へ進む」をクリック。
登録完了画面が表示され、会員登録が完了します。
会員IDなどが書かれた登録完了メールも送信されますので、保存してください。
2.)初回ログインでサーバーIDを登録する
続いて、サーバーIDを登録します。登録完了画面の「ログイン」をクリック。
サーバーIDの登録画面が表示されますので、希望のサーバーIDを入力してください。
サーバーIDは、独自ドメインを使用しない場合、URLの一部に使用されます。
例)
html機能のURL http://サーバーID.html.xdomain.jp/
PHP・MySQL機能のURL http://サーバーID.php.xdomain.jp/
WorePress機能のURL http://サーバーID.wp.xdomain.jp/
サーバーIDは後から変更できないため、慎重に決めてください。
サーバーIDの登録完了画面が表示されます。これで各サーバー機能を利用できるようになります。
3.)利用するサーバー機能を選択
続いて利用するサーバー機能を選択します。ページ左側のメニューの「無料レンタルサーバー」をクリック
ご利用状況一覧が表示されるので、使用したいサーバー機能の「利用を開始する」をクリックします。
(注)今回はWordPressでホームページを作りたいので、WordPress機能の「利用を開始する」をクリックします。
少し待つと、サーバー機能の初期設定が完了します。
もう一度、左側メニューの「無料レンタルサーバー」をクリック。すると次のような画面が表示されて、WordPressの管理パネルへログインできるようになります。
4.)WordPressを設定する
ご利用状況一覧のWordPress>「管理パネルログイン」をクリック。
ページが変わってインストール済みWordPress一覧が表示されるので、「新規インストール」をクリックしてください。
新規インストール画面が表示されます。必要事項を入力して「次へ進む」をクリックしてください。
(注)独自ドメインを設定しないとサブドメインは利用できません。独自ドメインを使用しない場合は「サイトアドレス」欄の左側は空欄のまま進んでください。
確認画面が表示されるので、「確定(WordPressをインストール)」をクリック。
少し待つとインストールが完了します。
- ブログURL
- 管理ユーザ
- パスワード
が表示されますので、メモしてください。
注)確認メールは送信されません。WordPressの管理画面に入るときに使うので、必ずメモしてください!
ブログURL
をクリックすると、WordPressのサイト(初期)が表示されます。
5.)WordPressの管理画面にログインしてみよう
左側メニューの「WordPress一覧・設定」を開くと、インストール済みWordPressが確認できます。
管理画面に入りたいサイトの「ダッシュボードへ」をクリック。
ログイン画面が表示されるので、メモした”管理ユーザ”と”パスワード”を入力
管理画面(ダッシュボード)に入れます。
Xfreeの設定でよくあるトラブル
Xfreeの設定自体は難しくないのですが、初めて使うときは次のようなトラブルが発生しがちです。
トラブル1
「サイトが表示されない! WordPressの管理画面にも入れない!」
トラブル2
「ファイルがアップロードできない!」
トラブル1「サイトが表示されない!管理画面にも入れない!」
Xfreeは、設定したURLが反映されるまで10〜15分ほどかかります。
まだ反映されないうちに管理画面に入ろうとしても、画像のような画面が表示されます。
15分経ってから入り直すとちゃんと表示されますので、少し待ってみてください。
トラブル2「ファイルがアップロードできない!」
FTPソフトでファイルをアップロードする場合、サイトに反映されるまで時間がかかることもあるようです。
XfreeのQ&Aによると、URLのドメイン名のネームサーバーを設定完了して反映されるまで2日程度かかるとのこと。よって1〜2日待つと自動で解決します。
Xfreeのメリット
Xfreeのメリットは次の2つです。
- 完全無料
- 独自ドメインが使える
Xfreeは会員登録〜サイト公開まで完全無料です。
登録途中でクレジットカードの登録を求められることもなく、また有料オプションもありません。
さらに無料レンタルサーバーでありながら独自ドメインが設定できることもメリットのひとつです。
最大10個まで(WordPressサーバー機能は5個まで)ドメイン追加できるのでLPであれば複数のLPを公開することができます。
ただし、ホームページを作りたい場合は、容量の問題から1ドメインしか運営できないと思った方がいいです。
Xfreeのデメリット
Xfreeのデメリットは次の4つです。
- 独自SSLに対応していない
- データ容量が少ない(1GBまたは2GB)
- 広告が表示される
- 3カ月ごとの手動更新が必要
なかでもSSL非対応は大きなデメリット。SSL非対応だと、ホームページを開いたときにブラウザのアドレスバーに「保護されていない通信」と警告が表示されてしまいます。
最近ではSSL化(https化)が当たり前なので、ちゃんとしたホームページの構築には使えないな……と個人的には思います。
また、データ容量が少ないのもデメリットのひとつ。
Googleが推奨している「1ページあたり1.6MB以内」を基準にすると、1GBのプランなら、画像をあまり多く使用しない10ページ程度、2GBのプランなら20ページ程度のホームページしか作ることができません。
Xfreeはこんな人におすすめ
使いどころが限られるXfreeですが、次のような人なら活用できるかもしれません。
- 1枚もののサービスページを独自ドメインで欲しい人(Webサイトは、いらない人)
- キャンペーンなどの期間限定LPを作りたい人
- 制作した作品を試してみたいプログラマーやデザイナー
とくに「HTMLサーバー機能」なら広告表示がないため(3カ月以上放置しなければ)、SSL非対応のデメリットに目をつむれば使えるかも。
ちゃんとホームページを作りたいならXfreeはおすすめしない
個人的には、ちゃんとホームページを作りたいならXfreeはおすすめできません。
あくまでお試しやテスト目的で利用するサービスです。
本格的にホームページを作るなら、有料レンタルサーバーをおすすめします。
サーバー会社はいくつかありますが、わたしがおすすめしているのは、エックスサーバー。料金や高速化は、ほかのサーバーと大きな差はありませんが、サポートの対応が早いのがおすすめの理由です。
また、利用者も多いため、何か困った時の解決法をググって調べられるのも、助かります。
スタンダードプランが、月額990円(税込)と1000円以下で利用できます。
高速化もバッチリ!サーバーが安定していることでも知られています。
シン・レンタルサーバー(旧)wpXレンタルサーバー
エックスサーバーのシステムがベースのWordPress専用の高速サーバー。
エックスサーバーよりも高速で、ベーシックプランだと月額770円~と、料金も格安。WordPressしか使わないのなら、シン・レンタルサーバーがおすすめです。
ただし、ベーシックプランの場合は、容量が1ドメインでちょうど良いくらいなので、いくつもサイトを持ちたい場合は、容量が多いプランを選んでください。
新規集客をやめても、
売上が安定するホームページを作るには?
ホームページを作ったのに、
集客に役立たずランニングコストだけが発生……
こんなケースが続発しています!
制作実績2500件以上、成果を出し続けてきたエンジニアが
「集客できるホームページ」を提案します。