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SEO:検索順位に大きく関わっているという「EAT」について

SEO:検索順位に大きく関わっているという「EAT」について

Twitterをやっているブロガーさん達や、私たちのような製作者の中では結構もう知られている話ですが。

FacebookやInstagramを普段使っている、起業家さんはなかなかここまで情報を得ている人は少なく感じました。

でもこれが結構重要で、この施策をするとメディアサイトのようなコンテンツマーケティングのサイトではない、サービスを売るビジネスサイトでも検索順位が大きく上がったりしたのでぜひ起業家さんで、ホームページやブログサイトを運営している方皆さんにも知っていただきたいと思います!

EATを意識した対策は実は特に目新しいものはないんです。
SEOの基本である、質の高い、ユーザにとってより良いものと言うクオリティーのページを作り続けていくということに変わりはありません。

また、EATの評価は、これらを施したからといって、すぐに結果がでるというものでもありません。

Googleがウェブサイトの品質を評価する考え方を理解し、そこに沿った運用、施策を丁寧に時間をかけて行っていくことしか出来ないのです。

ぜひご自身のブログやホームページでも、コンテンツの專門性を高め、運営者の社会的評価を高めていくように運用していってくださいね!

目次

EATのための施策について

「EAT」と「YMYL」の
⠀違いを知っておこう!

「EAT」を理解する上で、「YMYL」の意味も正しく理解しておく必要がありますので、先に説明しますね!

YMYLとは「Your Money or Your Life」の頭文字をとった略語です。
直訳すると「あなたのお金やあなたの生活」

YMYLは、そのメインコンテンツの情報に間違った内容が含まれていた場合に、健康や財産など、安全な生活に大きな損害やダメージを与え得る情報のことです。

例えば、看護師さんやお医者さんであっても、ある病気について、その対処方法や使うべき薬が間違って紹介されていると、その情報に接したユーザーはさらなる病気の悪化や、最悪の場合生死に関わる問題に発展するかも知れません。

そのような重要な専門的知見を要する情報カテゴリがYMYLとして位置づけられています。

生活に影響度が高ければどのようなジャンルでもYMYLに位置づけられますが、具体的なジャンルとしては、下記のようなものがあります。

  • 医療
  • 保険
  • 金融
  • ショッピングでも非常に高価なもの

YMYLジャンルでは、より高レベルのE−A-Tの評価が求められます。

お待たせしました!
それでは、早速EATに関する具体的な対策内容をお伝えしますね。

E-A-T評価を上げるための具体的な施策

1.ウェブサイトを専門カテゴリ、ジャンルに特化させる

ウェブサイトには基本的にテーマ(カテゴリ)が存在します。

の情報について書かれているサイトなのかは非常に重要です。

1つのサイトの中に、統一性なく幅広いカテゴリが混在することは、専門性をぼやかすことになりえますので、できるだけジャンルは特化させ、1つに絞るべきです。

例えば不動産情報と美容情報とを得意ジャンルとしているサイト運営者は、どちらも専門的な記事を書くことはできますが、同じドメイン内に2つのカテゴリを共存させるよりは、不動産専門サイト・美容専門サイトと、それぞれ個別に運用するほうが専門性を担保できます。

2.ウェブサイトをSSL化(HTTPS化)する

Googleはウェブサイトのランキング要因として、ユーザー体験(UX)を向上させるための項目を挙げており、その中でHTTPS化も推奨しています。

決済情報を扱うECサイトであればもちろん、あなたのサイトが、問い合わせや資料ダウンロードなどで個人情報を扱う場合は、その安全性を担保しなければいけません。

SSL化でブラウザとサーバー間の通信を暗号化することで、ウェブサイトの信頼性を高め、UXを向上させることができます。

3.サイト運営者、コンテンツの著者情報を明記する

Webサイトの信頼性を担保するために、企業情報、運営者情報、コンテンツの著者情報を明記し、その内容を充実させることは、検索エンジン目線だけでなくそのページを閲覧するユーザーに対しても重要な情報を提供することになります。

検索エンジンは、同じ情報であってもそれを誰が言っているのかを重要視しており、運営者情報はそれが信頼できる運営者によるものであるかどうかを知る手がかりとなります。

whois情報の公開

ウェブサイトのドメインには、その管理が誰であるかを調べることができる、WHOIS情報と呼ばれる公開情報があります。

WHOIS情報を公開しておくことで、ウェブサイトの運営者情報の1つとして役立てることに繋がります。

4.専門的な記事を作成し、一次情報を公開する

あえて言うまでもないことですが、いくらEAT評価を上げるための運用を行っていても、コンテンツに専門性が欠けていてはSEO評価は上がりません。

專門コンテンツを作成することはSEOの基本です。

ありふれた情報ではなく、専門家だからこそ伝えられる価値の高い情報を持つ高品質なコンテンツを提供してください。

そのためには、コンテンツには具体的な経験に基づく内容や分析したデータなどの一次情報を提供し、できるだけ専門性を持たせるようにしてください。

例)オリジナルの図や表データを活用する

オリジナルの図表は専門性を高める1つの情報として価値があります。
文章だけでなく図を併用して解説することで、ユーザーに対しても理解しやすいコンテンツとなり、検索エンジンからも品質の高いサイトとして評価されることに繋がります。

5.SNSを幅広く活用する

自身のサイトや新規公開したページなどは、SNSで広く拡散するようにしましょう。

SNSアカウント自体も運営者や著者のブランディングを向上させ知名度アップに繋がります。

また、第三者から言及されるサイテーション効果や、被リンクを増やす効果にも繋がります。

6.構造化マークアップを積極的に活用する

構造化データ自体はSEOのランキングに直接的な影響を与えるものではありませんが、構造化データを活用することでE-A-T評価に繋がる情報を検索エンジンに伝えることができます。

特にウェブ上に様々な情報がある中で、どの情報が自社コンテンツに関係のあるものかを紐付けるのに役立ちます。

ブランド名や著者の名前が、他の分野で同一の名称がある場合などでは、正しく紐付けることが難しくなります。

例えば、「山田商店」という屋号で運営している店舗が、日本各地に同様の名前でたくさん存在したとします。

その場合、自分の「山田商店」が何の会社で、どこのエリアで、どういう商材を扱っているのかといった属性情報を、構造化データを使って詳しく伝えておくことで、ウェブ上に配信されている他の「山田商店」の情報と自社の「山田商店」に関する情報とが正確に区別され、紐付けされやすくなります。

構造化データには、組織や人物、著者、監修者、引用など、幅広くE-A-Tの改善に役立つ項目(スキーマプロパティ)があります。

記述には一定の知識が必要で難易度は高いですが、エンジニアと協力して対応しておくとよいでしょう。

構造化データの仕組みについて(Google Developers)

7.記事を常に最新情報にメンテナンスする

コンテンツを公開して、長期間なにもメンテナンスをしないのは、E-A-Tを意識する以前の問題です。

検索エンジンは、テーマやトピックに対する検索意図を常にアップデートし、ユーザーにとって必要な情報を伝えているページを評価します。

公開済みのページも、常に情報を最新にメンテナンスしておくことで、情報の信頼性を上げることができます。

ページの公開日や更新日をコンテンツに記載しておくことも、ユーザーと検索エンジン双方に対して情報の信頼性を担保するために有効です。

※ページ内容を更新していないのに更新日を偽装するような、検索エンジンを騙す行為はしてはいけません。

8.指名検索が増えるようブランディングを行い認知度を上げる

社会的認知度を上げることは、マーケティング活動にとって非常に重要です。

SEOにおいても、ブランドや企業名、製品名、人物名などの指名検索が増えることが、権威性の向上に繋がります。

Goクエリ検索での流入を増やすことにも繋がりますので、ぜひブランディング施策は続けてください。

キーワードの検索クエリタイプを理解する

Gyro-nでは、プレスリリースを活用した積極的なアピールや、イベント、セミナーの開催といった認知につながる活動を積極的に行っていますが、これが結果的にE-A-Tの評価にも貢献していると考えています。

GSC(Googleサーチコンソール)の「検索パフォーマンス」で、指名検索(社名、ブランド名)の検索表示回数を確認してみましょう。
検索表示回数が増加していれば、それだけブランディングの認知度が向上していると言えるでしょう。

こんた

このように、施策はたくさんあります。
その中であなたのサイトに必要な優先順位を決めて、ぜひ試してみてくださいね!

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この記事を書いた人

埼玉県川口市で、自営業や起業家のホームページ制作を行っいます。
Web制作会社に7年務めたのち独立。Web制作歴12年、2500件以上のサイト制作に携わり、WordPressサイトを得意とし「作って終わり」にしない、結果が出るサイトであることを大切にしてます。「10人いれば10通りの最適なサイトがある」という信念のもと、型にハマったサイトづくりではなく、マーケティングから考えた、その人のビジネスにとって一番最適なサイトをご提案。技術面で不安のあるWebデザイナーのシステム面のサポートも行っております。

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