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エンドユーザー起点で“コンテンツから考える”ホームページ制作とは?

エンドユーザー起点で“コンテンツから考える”ホームページ制作とは?
目次

なぜ今「コンテンツから考える」ことが大切なのか

ホームページ制作のご相談を受けていると、よくあるのが
「とりあえず作りたい」
「かっこよくしたい」
「できるだけ早くほしい」
というお話。

もちろん、その気持ちはすごくよくわかります。

でも、その先にある“目的”や“届けたい相手”がぼんやりしたままでは、
せっかく時間と費用をかけて作ったホームページも、十分に力を発揮することができません。

とくに、「とにかく急ぎたい」と進めたプロジェクトでは、あとから見直しや修正が必要になるケースが多く、
結局は時間もお金も二重にかかってしまう…という

“遠回り”になってしまうことも。

そんな中、わたしが一貫して大切にしているのが
「エンドユーザー起点で、“コンテンツから考える”ホームページ制作」という視点です。

こんた

この記事では、「コンテンツマーケティング」や「ユーザー目線の設計」という観点から、成果につながるホームページ制作の考え方と、具体的な進め方をお伝えしていきます!

見られるだけのサイトから、伝わって、選ばれるサイトにしましょう〜!

コンテンツマーケティングとは?

まず、コンテンツマーケティングという言葉について、少しだけ整理しておきますね💡

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって役立つ情報(コンテンツ)を継続的に届けることで、信頼を得て、ファンや顧客になってもらう」ためのマーケティング手法です。

SEO(検索エンジン対策)と一緒に語られることも多いですが、
単に検索順位を上げることが目的ではありません。

本来のゴールは、ユーザーに必要とされる情報を届けることで、
「この人(会社)なら任せられる」と思い信頼しもらうこと。

そのためには、以下の3つの要素がとても重要になります。

課題の解決につながる

役に立つ
課題の解決につながる

実績・ストーリー・専門性

信頼される
実績・ストーリー・専門性

価値観や在り方がにじみ出てる

共感される
価値観や在り方がにじみ出てる

ホームページはまさに、そうしたコンテンツの“母艦”になるものなんです。

どれだけSNSで人柄や想いを発信していても、
最終的に「ちゃんとしてるかどうか」が見られるのはホームページです。

だからこそ、中身(コンテンツ)から設計していくことが、信頼や成果につながる第一歩なんです。

なぜ“エンドユーザー起点”が鍵になるのか?

では、そのコンテンツを「誰目線で」考えるか。
ここが、成果の出るサイトとそうでないサイトの分かれ道になります。

ありがちなのが、会社や事業者側の都合で
「これも入れたい」「これも伝えたい」と“言いたいこと”を優先して詰め込んでしまうパターン。

でも、サイトを訪れるのはエンドユーザーです。

つまり、「見に来た人がどんな気持ちで、どんな情報を求めているのか」に寄り添って設計しないと、
そもそも読まれない・届かない・選ばれない

だからこそ重要なのが、以下のようなエンドユーザー視点での設計です。

誰に向けているのか
読者・ユーザーはどんな人?

どのタイミングで見に来るのか
カスタマージャーニー

どんな悩み・疑問を持ってる?

どんな悩み・疑問を持ってる
インサイト

ユーザー起点でコンテンツを設計するというのは、

相手の目線で言葉を選び、情報の順番や量を調整し、心地よく導線を整えるということ。

見せたいものではなく、
「見たいと思ってもらえる構成」

伝えたいことではなく、
「知りたいと思ってもらえる言葉」

そこに立ち戻ることが、コンテンツマーケティングの土台になるのです。

急いで作られたホームページが遠回りになる理由

「とりあえず作りたい」「早く公開したい」という気持ちで、
急いで作ったホームページが、結局うまくいかなかった――。
そんなお悩みを聞くことも少なくありません。

でも、それは決して珍しいことではないんですよね。

実際に、納期最優先で走り出したプロジェクトでは、以下のような事態が起こりがちです。

  • デザイン優先で構成を決めてしまい、ユーザー導線が不自然になってしまった
  • とりあえず全メニューを入れたが、“伝えたいこと”がブレてしまい伝わらない
  • そもそも何を目的にしているのかが明確でなく、成果が測れない
  • その結果、問い合わせもアクセスも少なく、「結局また、リニューアル…」となる
急いで作られたホームページが遠回りになる理由

つまり、“急ぎ”の先にあるのは「もう一度整え直す」という未来なんですよね。
これって、めちゃくちゃもったいないですよね。

もちろん、スピードが大事な場面もあります。

でも、「誰に何を伝えるか」「その人が何に困っているか」が明確になっていないまま作るサイトは、
その場しのぎにはなっても、成果につながるホームページにはならないんです。

コンテンツから考えるホームページ制作の進め方

ここまでの話をふまえて、わたしが実際に行っている制作フローを少しご紹介しますね。

STEP
ヒアリングで「目的」を整理する

「なぜ今サイトを作ろうと思ったのか?」
「このサイトを見た人に、どう感じて、どう動いてほしいのか?」

この対話を丁寧に行うことで、“何のために作るか”の軸が見えてきます。

STEP
ページ構成と導線を可視化(サイトマップ設計)

どの情報を、どの順番で、どう見せていくか?を整理。
エンドユーザーの行動と感情に沿った導線をつくっていきます。

STEP
コンテンツ構成案づくり

ページごとに「何を伝えるか」「どう伝えるか」を設計。
コピーライティングや見出し案、写真のイメージまでこの時点である程度決めます。

STEP
ワイヤーフレームで、UIUXや画面設計

コンテンツをベースにしてワイヤーを設計。
「構成」→「デザイン」→「実装」の順番をしっかり守ることで、
“見た目重視”ではなく“伝わるサイト”ができあがります。

STEP
その後の運用も見越した設計

公開がゴールではなくスタート。
更新性・改善余地・SEOの土台も意識しながら、
長く使える“育てるホームページ”として提案しています。

よくある失敗とその回避方法

では、コンテンツから考えないとどうなるのか?
ありがちな失敗例をいくつかご紹介します。

失敗例1
とりあえずTOPページだけ作った

第一印象は良くても、どこにもつながらないサイトに。
CTAや下層ページが設計されていないと、成果が生まれない。

失敗例2
会社紹介ばかりで、ユーザーの疑問に答えていない

「で、結局何をしてくれる会社なの?」と離脱される。
“誰に”“何を”“なぜ”をユーザー視点で整理するのが大事。

失敗例3
構成をあとまわしにして、デザインから着手した

制作途中で情報の整理がつかず、修正が連発。納期も延びる。
事前の設計があるだけで、全体の工数もぐっと減ります。

コンテンツから考える制作が、選ばれる未来につながります

ホームページは、「ただあるだけ」で効果を発揮するものではありません。

“誰に”
“何を”
“どう届けるか”

これが設計されていることが、見られる・伝わる・選ばれるサイトをつくる条件です。

コンテンツマーケティングという考え方をベースに、
エンドユーザー起点で言葉を選び、構成を整えて、運用まで見越したホームページづくり。

これは、一時的な見た目の良さではなく、
長く選ばれ続けるブランドの土台になる考え方です。

焦らず、丁寧に、でも確実に。
一緒に、“成果につながるサイト”を育てていきましょう。

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この記事を書いた人

埼玉県川口市で、自営業や起業家のホームページ制作を行っいます。
Web制作会社に7年務めたのち独立。Web制作歴12年、2500件以上のサイト制作に携わり、WordPressサイトを得意とし「作って終わり」にしない、結果が出るサイトであることを大切にしてます。「10人いれば10通りの最適なサイトがある」という信念のもと、型にハマったサイトづくりではなく、マーケティングから考えた、その人のビジネスにとって一番最適なサイトをご提案。技術面で不安のあるWebデザイナーのシステム面のサポートも行っております。

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