「Googleアナリティクスのトラッキングコードの確認と設置方法を解説」
ホームページを作ったら設定したいのが、解析ツールのGoogleアナリティクスです。
Googleアナリティクスを使用するには、トラッキングコードといわれる測定用コードを取得して、ホームページへ設置する必要があります。
この記事では、Googleアナリティクスのトラッキングコードの取得方法と、ホームページへの設定方法をわかりやすく解説します!
Googleアナリティクスのトラッキングコードとは?
トラッキングコードとは、Google Analytics(グーグルアナリティクス)が提供する計測用コードのことです。
Webページに設置すると、
- ページへのアクセス数
- ユーザーがどこから来たか
- ユーザーのアクセス時間帯
- モバイルとパソコンのどちらが多く見られるか
- どのユーザー属性が多いか(年齢やエリア等)
- ユーザーが次にどのページへ遷移したか、または離脱したか
- どのページで、どのくらいコンバージョンしたか
など、ホームページ運用に必要ないろんな情報を把握できます。
「問合せを獲得したい」「講座に申し込んで欲しい」など、ホームページで目標を達成するための施策を考えるのに、Googleアナリティクスの設置は必須です!
※「コンバージョン」とは、「問合せ」「資料請求」「無料相談申込み」など、ホームページに訪れた人に取ってほしい行動を達成した数値を表します。
Googleアナリティクスはバージョンによってトラッキングコードの種類が違います。最新バージョンは「gtag.js(グローバルサイトタグ)」ですね。具体的には次のような記述のコードです。
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-xxxxxxxxxx"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-xxxxxxxxxx');
</script>
上記のコードのなかの「G-xxxxxxxxxx」はトラッキングIDとか測定IDとか呼ばれるもので、アナリティクスの管理画面でプロパティを作成すると発行されます。
この辺は後で詳しく説明しますね!
Googleアナリティクスのトラッキングコードを確認するには?
Googleアナリティクスにホームページを登録したけれど、トラッキングコードが分からない人のために、確認方法を紹介します。
Googleアナリティクスにまだホームページを登録していない人は、「アナリティクスの設定方法」へ。
トラッキンコードはGoogleアナリティクスの画面で確認できます。
現在(2022年7月時点)で、Googleアナリティクスは最新バージョンのGoogleアナリティクス4(GA4)と、旧バージョンのユニバーサルアナリティクス(UA)の両方が稼働しています。
バージョンでトラッキングコードの確認方法が違うので、Googleアナリティクス4(GA4)とユニバーサルアナリティクス(UA)にわけて説明します。
Googleアナリティクス4(GA4)でのトラッキングコードの確認方法
ユニバーサルアナリティクス(UA)でのトラッキングコード確認方法
なお、UAは2023年7月1日に終了が決定しています。GA4と併用もできるので、
早めにGA4も導入することをおすすめします。
<GA4の導入を先延ばしにした場合のリスク>
UAのデータが、提供が終了したあとも確認できるのかは、現時点では不明です。
今後もUAだけ使い続けた場合、GA4に切り替わった時に
- 1年前のデータが確認できなくなる
- 前年との比較ができない
といった不便なことが発生する可能性があります。
Googleアナリティクスの設定方法
ここからは、ホームページでGoogleアナリティクスを設定する方法を解説していきます。
手順は次の3ステップです。
- トラッキングコードを発行・取得する
- 測定したいページへトラッキングコードを設置する
- 計測できているか確認する
Googleアナリティクスのトラッキングコードを発行・取得する
まずはトラッキングコードを発行・取得が必要です。
すでにプロパティ作成まで出来ている場合、ここの作業は不要です。前述の「確認方法」で説明したやり方でコードを取得して、次のトラッキングコードの設置へ進んでください。
新規でトラッキングコードを発行・取得する場合は、アカウントを設定してプロパティを作成します。
プロパティとは、トラッキングコードが紐付けられる属性のこと。プロパティごとに計測したデータが集約されるため、ホームページ1つにつきプロパティも1つ作成するのが一般的です。
※アカウント名はニックネームでも構いません。
※下のチェックマークもそのままでOKです。
※プロパティ名はサイト名を入れるのが管理しやすくておすすめです。
※時間と通貨も居住地にあわせて入力してください。
最後の「作成」を押すと利用規約の確認が出るので、「同意する」をクリックすると、作成したプロパティの情報が表示されます。
※一般的なホームページやブログの場合は、プラットフォームは「ウェブ」を選択します。
ちなみに、2022年6月時点で、新規でのプロパティ作成は自動でGA4に誘導されます。
UAでプロパティを作成したい場合は、プロパティを作成する部分で「詳細オプションを表示」を開き、「ユニバーサル アナリティクス プロパティの作成」を選択してください。
トラッキングコードを測定したいページへ設置する
トラッキングコードを設置する方法は、ホームページの作成方法によって異なります。
WordPressの場合
WordPressでホームページを作った場合は、次の3通りで設定できます。
- テーマの「header.php」にトラッキングコードを書き込む
- テーマのSEOの設定を使用する
- プラグインを導入する
「header.php」に書き込むのがちょっと不安な方は、SEOプラグインを使用するのがおすすめです。
テーマによっては、Googleアナリティクスの設定が簡単にできるものもあります。でも、テーマの設定を使うことは、あまりおすすめしていません。
その理由は、テーマを変更した場合、新テーマに情報引き継がれず、再設定する必要が出てくるからです。
プラグインで設定しておけば、テーマ変更した場合でも、設定情報が新テーマに引き継がれるので、設定漏れが防げます。
<おすすめのプラグイン>
■SEO SIMPLE PACK
https://ja.wordpress.org/plugins/seo-simple-pack/
Googleアナリティクスだけでなく、SEO対策に必須のツールGoogleサーチコンソールを簡単に設定できるプラグインです。
最大の特徴は、SEOに関連する設定が必要最低限のものに厳選されているので、簡単で使いやすい点です。
HTMLでホームページを作っている場合
HTMLでホームページを作成した場合は、取得したトラッキングコードを、測定したいすべてのページへと直接書き込みます。
<html>
<head>
[トラッキングコード]
<title>(ページの名前)</title>
(省略)
</head>
きちんと計測されているか確認する
トラッキングコードを設置したら、最後にきちんと計測できているか確認します。
- トラッキングコードを設置したページを開く
- 別タブでGoogleアナリティクスを開く
- ホームの「過去 30 分間のユーザー数」が1となっていれば設定完了
レポートに何も表示されないときは?
「正しく設定できているはずなのに、レポートに何も表示されない!」というときは、以下の可能性があります。
- IPアドレスでフィルターをかけていないか
- WordPressテーマ側で管理人はカウントしない設定になっていないか
- Googleアナリティクス オプトアウトアドオンを入れていないか
パソコンで設定作業をしている場合は、試しにスマホでホームページへアクセスしてみてください。上記が原因だった場合は、ユーザー数は「1」と表示されるはずです。
Googleアナリティクスでホームページの状態を把握しよう
ホームページの状態を把握するために、Googleアナリティクスの解析は必須といえます。
「お客様はどこを経由して訪問してくれているのか?」
「どんな順番で回遊しているか?」
「コンバージョンしやすいポイントはどこか?」
などがわかれば、ホームページをよりお客様に使いやすく改善できます。
ホームページでの集客を成功させるためにも、トラッキングコードを設置してGoogleアナリティクスをどんどん活用してください!
ホームページ保健室
「ホームページがわからなすぎる」とひとりで悩んでいませんか?
法人~個人まで2,500サイトを制作したWebサイト制作技術の専門家が、
ホームページの技術的なこと~運用方法まで、
なんでも解決する『ホームページ保健室』をご利用ください。
\ 何日も悩んでいたことが、一瞬で解決 /