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Google口コミ埋め込み時のAPI課金について|料金とコスト削減のポイント

Google口コミ埋め込み時のAPI課金について|料金とコスト削減のポイント

先日、クライアントさんから「Google口コミをウェブサイトに埋め込む際、APIを利用するとどんな費用がかかるのか?」というご質問をいただきました。
ウェブサイトにGoogle口コミを表示する機能は、信頼性を高めるために非常に便利ですが、APIを使用することで課金が発生することもあります。

今回は、このご質問にお答えする形で、Google Places APIを使用した口コミ埋め込みに関する課金の仕組みや、コストを抑えるための方法について詳しくお話しします。

なぜ口コミをホームページに掲載した方がいいのか?というお話については、以下記事を参考にしてみてくださいね。

目次

Google Places APIの課金方式

Google Places APIは、従量課金制の料金体系を採用しています。
つまり、リクエスト(APIを通じてデータを取得する回数)ごとに料金が発生します。

基本料金
1,000リクエストあたり約32ドル〜の料金が発生しますが、リクエストの数に応じて料金は変動します。

無料クレジット
Googleでは毎月200ドル分の無料クレジットが付与されるため、少数のリクエストであれば無料で利用できるケースが多いです。

課金が発生するケース

以下のようなケースでは、Google Places APIのリクエスト数に応じて課金が発生します。

口コミの取得
特定の店舗に対する口コミを表示する際、リクエストがカウントされ、その数に応じて料金が発生します。

店舗情報の取得
口コミだけでなく、店舗の住所や営業時間などの詳細情報を取得する際にもリクエストが発生し、課金の対象となります。

料金を抑えるための方法

Google Places APIを使用する際に、料金を抑えるためにはいくつかの方法があります。

1. キャッシュの活用

一度取得した口コミデータをキャッシュ(保存)することで、再度同じデータを取得する必要がなくなり、リクエスト数を減らせます。

2. リクエスト数の最適化

必要なデータだけをリクエストすることで、無駄なリクエストを抑えることが可能です。例えば、口コミと詳細情報を同時に取得する場合は、まとめてリクエストを行うことで効率化できます。

3. 無料クレジットの活用

毎月付与される200ドル分の無料クレジットを活用し、リクエスト数を管理することで、コストを無料の範囲内に抑えることが可能です。

1,000リクエストに該当するケース

クライアントさんからは「1,000リクエストというのはどういったケースに該当するのか?」という質問もいただきました。これについては、以下のようなケースが該当します。

同じ店舗の口コミを1,000回取得する場合
たとえば、1つの店舗の口コミを1,000回リクエストすると、毎回1リクエストとしてカウントされます。ページに口コミを埋め込んだ場合、そのページが読み込まれるたびにリクエストが発生します。

異なる1,000店舗の口コミを1回ずつ取得する場合
1,000店舗それぞれの口コミを1回ずつ取得すると、合計1,000リクエストとなります。

店舗の詳細情報と口コミを同時に取得する場合
1つの店舗について、口コミと詳細情報を同時に取得する場合、両方が1リクエストとしてカウントされます。

API利用時の注意点

Google Maps Platformには、Google Places API以外にもさまざまなAPIがあり、各APIごとに料金体系が異なります。また、APIを利用する際にはGoogleの利用規約に従う必要があります。
詳細については、事前に必ず確認しておくことをおすすめします。

Google Places APIの料金や最新の情報については、以下のリンクで確認できます。

今回の記事では、Google口コミをウェブサイトに埋め込む際のAPI課金についてお話ししました。

口コミや店舗情報を取得する際には、リクエスト数に応じて課金が発生しますが、キャッシュの活用リクエストの最適化を行うことで、料金を抑えることが可能です。
また、Googleから提供される200ドル分の無料クレジットをうまく活用することもコスト削減の大きなポイントです。

また、クライアントさんから、「5件の口コミが表示されていても1リクエストとしてカウントされるのでしょうか?」という質問をいただきました。

これに対して、私の答えは以下の通りです。

Google Places APIのリクエストのカウント方法は、取得する情報の種類や量、検索条件によって異なるため、必ずしも1リクエストにカウントされるとは限りません
たとえば、以下のようなケースでは、リクエスト数が変動します。

表示するデータの種類

例えば、口コミだけでなく、店舗名、星の数、点数、住所など複数の情報を取得する場合、それぞれが個別にカウントされる可能性があります。

実装方法やAPIの設定

APIの実装方法や、口コミの取得方法によってもリクエスト数が変動することがあります。

実際の課金状況

私自身のサイトでは、トップページにGoogle口コミを埋め込んでいますが、これまでのところ請求は0円です。
これは、ページの閲覧数やリクエスト数が無料クレジットの範囲内に収まっているためです。

ただし、クライアントさんの中には、チラシや広告によってアクセスが急増し、課金が発生したケースもあります。特にアクセスが集中しやすいページに埋め込む場合は注意が必要です。
もし心配な場合は、リクエスト数を抑える方法を取り入れることをお勧めします。

5件の口コミが表示されても、それが1リクエストにカウントされるかどうかは、取得する情報や実装方法に依存します。具体的なリクエスト数を把握するためには、GoogleのAPI管理画面やログを確認することをお勧めします。

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この記事を書いた人

埼玉県川口市で、自営業や起業家のホームページ制作を行っいます。
Web制作会社に7年務めたのち独立。Web制作歴12年、2500件以上のサイト制作に携わり、WordPressサイトを得意とし「作って終わり」にしない、結果が出るサイトであることを大切にしてます。「10人いれば10通りの最適なサイトがある」という信念のもと、型にハマったサイトづくりではなく、マーケティングから考えた、その人のビジネスにとって一番最適なサイトをご提案。技術面で不安のあるWebデザイナーのシステム面のサポートも行っております。

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