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【2026年1月】Gmailでの独自ドメインメールPOP受信が廃止に!送信は使える?その影響と対策

【2026年1月】Gmailでの独自ドメインメールPOP受信が廃止に!送信は使える?その影響と対策
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こんにちは!
こんたホームページ製作所のこんたです。

突然ですが、2026年1月からGmailの一部機能が使えなくなるって知ってましたか?

私も最初このニュースを見た時は「え、私のメール大丈夫?」って正直焦りました💦

Googleが発表したのは、「Gmail の POP 設定とGmailify機能を2026年1月で終了する」というもの。
でも実際そのお知らせを見たって、専門用語が並んでて「何それ?」って感じですよね…

私自身はWeb制作業界に携わり15年、複数のメールアドレスを管理することは本当に日常茶飯事。
お客様の中にも「会社のメールをGmailで受信してる」って方、たくさんいらっしゃるんです。

今回の件もちゃんと対策があるし、実は思ってるより複雑じゃないんです。
なので初心者さんの方でもわかるように、影響を受ける人の確認方法から具体的な対策まで、お話ししていきますね。

目次

結論、送信メールはそのまま使える!
受信メール設定に注意が必要です

まず最初に、一番気になるポイントをはっきりさせちゃいましょう!

送信メールはそのままでOK

送信メール(SMTP)
→ 引き続き使えます!
独自ドメインのメールアドレスでGmailから送信する機能は、今まで通り使えます。

受信メール(POP)は受信不可に…

受信メール(POP設定)
→ 2026年1月で終了
他のメールアドレス(ドメインメールなど)をGmailで受信する機能が使えなくなります。

受信メール(IMAP)はそのままでOK

アプリ受信(IMAP)
→ 引き続き使えます!
独自ドメインのメールアドレスをGmailアプリでIMAP受信する機能は、今まで通り使えます。

こんた

私も最初「送信メールはどうなるの?」って思ったんですが、送信に関しては全く心配いりません。影響を受けるのは「POP設定の場合の受信」の部分だけなんです。

例えて言うなら、「お手紙を書いて送る」のは今まで通りできるけど、「POP設定の場合は、Gmail経由では他の人の郵便受けからお手紙を取ってくる」ことができなくなる、みたいな感じですね。

つまり何が起こるのかというと…

  • 独自ドメインでの送信:今まで通りOK
  • Gmailアカウントメールだけの利用:全く影響なし
  • 他のメールをGmailでPOP受信:対策が必要

そもそもPOPって何?IMAPとの違いは?

「POP?IMAP?なにそれ美味しいの?」って思いますよね。
私も最初はそうでしたが実は、普段何気なく使ってるメールの裏側の話なんです。

POPとは?
メールを取り込む方法のこと

POP(Post Office Protocol)は、簡単に言うと「メールサーバーから自分の端末に取り込む方法」のこと。

郵便局の例で説明すると、POPは「郵便局に届いた手紙を全部家に持って帰る」みたいなイメージ。
一度持って帰ったら、郵便局には手紙は残らないんです。

だから、スマホでメールを受信したら、パソコンでは同じメールが見えない…なんてことが起こりがちなんですよね。

IMAPとは?
メールを同期する方法のこと

IMAP(Internet Message Access Protocol)は、「メールサーバーと自分の端末を同期する方法」です。

これは「郵便局の手紙をその場で読みに行く」みたいなイメージ。
手紙は郵便局に残ったまま、スマホからもパソコンからも同じ内容が見えるんです。

スクロールできます
比較項目POPIMAP
メールの保存場所端末(スマホ・PC)サーバー
複数端末での同期できないできる
既読・未読の状態端末ごとに別々どの端末でも同じ
容量の心配端末の容量に依存サーバーが管理

どっちが良いの?と思ったら、これからはIMAP一択!

もう迷わなくて大丈夫です。今の時代はIMAP一択なんです!

理由は簡単で、スマホでメールを確認して、後でパソコンで返事を書く…なんて使い方、普通ですよね?
IMAPなら、どの端末で見ても同じ状態で表示されるから、めちゃくちゃ便利なんです。

しかも、セキュリティも強化されるし、Googleも「これからはIMAPを推奨します」って公式に言ってるんです。

私は影響を受ける?簡単チェック方法

「で、結局私は対策が必要なの?」って思う方のために簡単にチェックできる方法もお教えしますね!

こんな使い方をしている人は要注意!

以下に当てはまる方は対策が必要です

  • 独自ドメインのメールをGmailでPOP設定で受信している
    • 会社ドメインのメール(@sample.comなど)
    • プロバイダのメール(@nifty、@so-net など)
  • Gmailの設定で「他のアカウントのメールを確認」を使っている
  • Gmailify機能を使ってYahoo!メールなどを統合している

簡単な確認方法があります。

Gmailをブラウザで開いて、右上の歯車マーク→「すべての設定を表示」→「アカウントとインポート」のタブを見てください。

「他のアカウントのメールを確認」という項目にPOP3で何かメールアドレスが登録されていたら、対策が必要です。

影響を受けない人はこんな人

以下の方は全く心配いりません

  • Gmailアドレスだけを使っている人
  • 独自ドメインで送信だけをGmail経由で行っている人
  • ドメインメールは各アプリ(OutlookやThunderbirdなど)で直接受信している人
  • 会社のメールは会社のメールアプリで見ている人

要は、Gmailを「お手紙を書く道具」として使ってるだけなら、全然問題ないってことです!

今すぐできる!3つの対策方法

さて、ここからが本題ですね!
実際にどうやって対応していけばいいか、3つの方法をご紹介していきます✨

お客様にもよく相談される内容なんですが、その方の使い方に合わせて選んでもらってるんですが、どれも実際に使えるものばかりです💡

こんた

ブラウザ版Gmailでも、引き続きメールを閲覧・送信したいなら「対策①」がおすすめです!

ブラウザ版Gmailを使い続けたいなら!

対策① 
自動転送設定を使う【簡単】

「設定変更は面倒…」という方には、自動転送がおすすめです。

これ、一番簡単で、私もお客様によくおすすめしてる方法で、転送設定って何かというと、「自宅に届いた郵便物を別の住所に転送してもらう感じ」です。
会社のメールやプロバイダのメールが届いたら、それを自動的にGmailに転送してもらう設定です📮

メリット
  • 設定が簡単
  • Gmailの受信箱で一元管理できる
  • 特別なソフトが不要
デメリット
  • 転送に少し時間がかかる場合がある
  • 元のメールボックスと同期しない
  • 迷惑メールに振り分けられる可能性
STEP
「転送設定」や「フォワーディング」

「転送設定」や「フォワーディング」という項目を探してクリックし、「転送を有効にする」をオンにします。

STEP
転送先に設定

転送先にGmailアドレスを入力します

STEP
必須! 動作確認

テストメールを送って、Gmailに届くか確認しましょう!

設定方法は、各メールプロバイダー(会社のメール管理画面など)で、「自動転送」や「メール転送」の設定を探して、Gmailアドレスを転送先に指定するだけです。

これを気にIMAP接続に変更!

対策② 
メールソフトを変えて使う【上級者向け】

パソコンメインで使う方には、専用のメールソフトという選択肢もあります。

おすすめメールソフトは以下です

  • Microsoft Outlookは、多機能で企業でも広く使用
  • Thunderbirdは無料で軽快、カスタマイズ性が高い
  • Apple Mailは、Macユーザーには標準搭載

これらのソフトはIMAP対応なので、複数のメールアカウントを一箇所で管理しつつ、きちんと同期も取れます。

iPhoneやタブレットのGmailなら

対策③ 
IMAP接続に切り替える【アプリのみ】

これが一番おすすめの方法です。

スマートフォン・タブレット向けGmailアプリでは、引き続きIMAP接続による外部メールの追加・管理が可能ですが、PCブラウザ版Gmailでは利用ができません。

ですので、PCでもGmail画面で見たい場合は「受信はメール転送を利用する」ことをおすすめします!
また、この方法は、PCのGmail(ブラウザ版)とは同期されず、スマホアプリ内で完結しますので、PCでも確認したい場合はブラウザ版は転送での受信を利用しましょう。

STEP
Gmailアプリを開く

右上のプロフィールアイコンをタップします。

STEP
「別のアカウントを追加」

アカウントの種類で「その他(IMAP)」を選びメールアドレスを入力し、次へ進みます。
パスワードを入力します。

STEP
受信サーバーの設定(IMAP)

サーバー:imap.yourdomain.com(例)
ポート:993
セキュリティ:SSL/TLS

STEP
送信サーバーの設定(SMTP)

サーバー:smtp.yourdomain.com(例)
ポート:465 または 587
セキュリティ:SSL/TLS

STEP
アカウント名(差出人名)を設定

アカウント名(差出人名)を設定して完了です。 

STEP
必須! 動作確認

テストメールを送受信して、ちゃんと同期されるか確認しましょう

メール設定でいただきそうな質問

すでに受信したメールは消えますか?

これについては大丈夫みたいです!

2026年1月までにPOP機能で受信済みのメールは、Gmailからなくなりません。
新しい受信ができなくなるだけです。過去のメールは安心して閲覧できますよ。

いつまでに対応すればいいですか?

2025年12月末までに対応すれば安心です。
年末は忙しくなりがちですが、できれば2025年の冬季休暇中に済ませちゃいましょう。

早めに対応しておけば、万が一うまくいかなくても調整する時間がありますから💡

Gmailアプリは使えますか?

はい、もちろん使えます!

スマホのGmailアプリは、IMAPで「アカウント追加」接続をすれば今まで通り複数のメールアカウントを管理できます。

独自ドメインの送信に影響は?

今のところ、全く影響ありません!

独自ドメインのメールアドレスでGmailから送信する機能(SMTP)は、今回の変更とは別の機能なので、引き続き使えます。私も独自ドメインで送信してますが、心配いりません。

どの対策が一番おすすめ?

個人的には「IMAP接続への切り替え」がおすすめですが、ブラウザ版Gmail画面でも使いたいなら「転送設定」しか今のところ解決策はなさそうです。

一度設定しちゃえば、今まで通りGmailアプリで全部管理できるし、ちょっと設定は手間ですが、長い目で見ると一番便利だと思います。

なる早対応で安心しましょう!
年明け慌てないためのご準備を

いかがでしたか?

最初は「大変そう…」って思えたかもしれませんが、実はそんなに難しくないですよね。

今回のポイントをおさらいすると

  • 送信メールは影響なし
    独自ドメインでの送信は今まで通り
  • 受信メールは要対策
    他のメールをGmailで受信している人は切り替えが必要
  • おすすめはIMAPだけどブラウザ版Gmailでは出来ないので、転送が確実!
    一度設定すれば快適、同期もバッチリ
  • 期限は2026年1月
    でも早めの対応が安心

フリーランスとして15年やってきて思うのは、こういう技術的な変更って最初は面倒に感じるけど、結果的に「やっておいてよかった」ってなることが多いんですよね。

今回のIMAPへの切り替えも、同期がしっかりするようになって、スマホでもパソコンでも同じ状態でメールが見られるようになります。むしろ便利になる!

年明けに「あ、忘れてた!」って慌てないためにも、今のうちに準備しちゃいましょう~!
一度設定してしまえば、後は今まで通り快適にメールが使えますよ。

もし設定で分からないことがあったら、まずはお使いのメールプロバイダーのサポートに相談してみてくださいね。
きっと丁寧に教えてもらえるはずです。

一緒に、安心してメールを使える環境を整えていきましょう!

参考リンク・公式情報

記事の内容は2024年12月8日時点の情報に基づいています。
最新の情報については、上記の公式リンクをご確認ください。

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この記事を書いた人

埼玉県川口市で、自営業や起業家のホームページ制作を行っいます。
Web制作会社に7年務めたのち独立。Web制作歴12年、2500件以上のサイト制作に携わり、WordPressサイトを得意とし「作って終わり」にしない、結果が出るサイトであることを大切にしてます。「10人いれば10通りの最適なサイトがある」という信念のもと、型にハマったサイトづくりではなく、マーケティングから考えた、その人のビジネスにとって一番最適なサイトをご提案。技術面で不安のあるWebデザイナーのシステム面のサポートも行っております。

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