事例紹介を“ただの実績”で終わらせない【SEOにも効くストーリーブログの書き方】

事例紹介を“ただの実績”で終わらせない
「投稿しても反応がない」
「どんな発信をしたらいいのかわからない」
そんな時に、じつは効果的なのが施工事例や制作事例などの事例記事です。
過去のお客様とのやりとりや制作の裏側には、誰かの悩みにそっと寄り添えるヒントが詰まっていますよね。
でも、ただ「作りました」で終わらせるのはもったいない!
ポイントは、共感→信頼→行動へと自然に導く構成にすること。

今日は、私がサイト制作を行うときに大切にしている事例記事の構成についてお話ししていきたいと思います!
なぜ事例記事がSEOにもユーザーにも効くの?
共感を生む具体性

「こんな人も同じように悩んでたんだ」と感じてもらうことで、「自分ごと」として受け取ってもらえるようになります。
それは単に共感を生むだけでなく「この人に相談したら、自分の悩みもわかってもらえそう」と信頼感につながり、読み手の中に自分もこうなれるかもという希望を灯す力があります。
具体的なエピソードがあればあるほど、相手の心にリアルなイメージとして届きやすくなり、「私のことかも」と深く刺さるんです。投稿って「その日のため」だけのものだと思われがちだけど、本当は、後から検索されたりシェアされたりして、何度も働いてくれる資産になるんです。
あなただけの一次情報

制作の工夫や背景・やりとりの温度感などは、あなたにしか語れない「リアルな声」=SEOでも強い材料なんです。
たとえば、なぜその選択をしたのか、どんなやりとりがあったのか、どういう思いで提案や調整を行ったのか…。そうした細かな背景情報は、ユーザーにとっても「この人なら安心して任せられそう」と思える信頼材料になり、検索エンジンにとっても質の高い独自コンテンツとして評価されます。
つまり、あなたが感じたこと、動いたこと、そのすべてが、価値あるコンテンツになるんです。
未来のお客様の不安を軽くする

「私もお願いしてみたい」と思ってもらえるきっかけになるのが事例記事。
実際の体験やストーリーを通して、この人なら信頼できるという感覚を自然に育てることができます。
いわゆるセールストークではなく、読んでいたら自然とお願いしたくなったという流れをつくれるのが事例記事の強みです。
だからこそ、選ばれるために必要なのは大げさな実績ではなく、「あなたの想い」と「相手の気持ちに寄り添う工夫」などなど。
その両方を丁寧に表現することで、売り込まずとも「共感されるブランド」が育っていきます。つまり、あなたが感じたこと、動いたこと、そのすべてが、価値あるコンテンツになるんです。
「施工事例」と「制作事例」で生まれる差
🏠 施工事例なら…
- 施工の流れや技術力を見せる内容が多く、安心感や信頼につながりやすい
- でも、説明型に偏ると「へ〜すごいね」で終わってしまい、感情が動かないことも
🎨 制作事例なら…
- デザインの意図や背景ストーリーまで語れる余地があり、世界観を伝えやすい
- 「自分の想いを理解してくれそう」と感じてもらえれば、お問い合わせ率アップにつながる
だからこそ、「作品をただ並べる」から「その人にとっての可能性のストーリーを見せる」構成で作成するようにしています。
そうした工夫をすることで「これ、わたしもお願いしたいやつ!」という共感が生まれますよね。
さらにSEOに強くなる“第一次情報”とは?
そもそも、「なんで事例記事がSEOに効くの?」と聞かれたら、答えはシンプル。
それが“あなたにしか書けない一次情報”だから。
Googleが求めているのは、「その人しか語れないリアルな経験」です。
だからこそ、誰かの成功例をただ真似るより、実際にあったやりとり・工夫・発見・変化を文章にする方が、評価されやすいんです。
そしてそれは、見ている人にもちゃんと伝わります。
🔍 第一次情報が強い理由
- 他にはない“体験ベース”の情報
- 実際のやりとり、工夫・悩み・改善の経緯などはあなただけのストーリー
- Googleは唯一無二のオリジナリティを高評価!
- 検索意図とのマッチ率が高い
- 似た課題で悩んでる人にダイレクトに刺さる
- 〇〇の事例が知りたいという検索に直結
- エンゲージメントも高まりやすい
- さらに「お客様の声」や「ビフォーアフター写真」なども交えると、読者の滞在時間や共感度がUPすることで、自ずとSEOにも好影響
ということは、「SEOのためのキーワードを無理やり詰め込む」のではなく、 本当に誰かに届くリアルな経験を、丁寧に文章にすることが大切ですよね。
それこそが、いちばん自然で、ちゃんと届くSEO対策です。
構成のポイントで大切なのは「ストーリー」
1. お客様の背景(Before)
- どんな悩みや迷いがあったのか?
- なぜ相談や依頼に至ったのか?
読者の「これ、わたしのことかも」を引き出すパートです。
ここで出てくるワードは、「〇〇で悩んでいた人の事例」「△△な課題を解決した事例」など、具体的な悩みワードが自然に入るので、検索流入を狙いやすいパートになります!
2. 制作のプロセス
- ヒアリングで大切にしたこと
- 言語化・デザインで意識したこと
ノウハウよりも、“あなたの姿勢や考え方”が伝わるのが大切。
実際にクライアント様の対応をした際に、「どうやって作ったのか」「工夫した点」などは検索意図に合致しやすく、滞在時間や信頼性アップにもつながります。
3. 完成後の変化(After)
- 仕上がりに対するお客様の反応
- 気持ち・行動・結果などの変化
「ただ見た目がよくなった」以上の「感情の変化」があると強い!
対応後の内容を紹介する際は、実際に得られることのできたベネフィットを訴求できる場所。「LP制作 反響」「納品後の変化」といった具体キーワードと一致しやすく、ニーズ検索に強いゾーンです。
4. 今だから言えること
- 制作を通じて感じたこと
- 同じように悩む人へのメッセージ
ここでは、「自分自身の人柄」や「仕事への想い」が自然に伝わります。
自分の名前や会社名を記載すると、「◯◯」という自社の指名・指向検索に対応しやすく、信頼とブランド構築にもつながります。
5. CTA(行動導線)
- サービス詳細ページへのリンク
- 無料相談やInstagramなどの導線
せっかく読んでもらえたなら、次の一歩をそっと後押ししましょう。
関連リンクをページに適切に配置することで、内部リンク構造の最適化にもなります。検索エンジンが他ページとの関係性を認識しやすくなり、回遊率UPにも!
発信が怖い人こそ、事例記事を書いてみましょう!

「うまく言葉にできない」
「自分語りが苦手」
そんな時こそ、お客様とのストーリーがあなたの代わりに語ってくれます。
そして実は、事例記事って「起こった事実を時系列で並べていく」形式になるため、想いを言語化するのが苦手な方でも比較的取り組みやすいコンテンツなんです。
何から書いたらいいかわからない時でも、「誰と出会って、何に悩み、どんなふうに進んで、どうなったか」を素直に綴っていけば、自然と「伝わる記事」になります。
だから発信が苦手な人にこそ、最初の一歩としておすすめしたいのが事例記事なんです。
発信が苦手でも、伝えたい想いがあるなら大丈夫。
あなたが誰かを支えた記録は、また誰かの背中を押すきっかけになります。
まずはひとつ、丁寧に書いてみませんか?
今までは、「短くてもいいからとにかく更新しよう」と言われがちだったブログ記事ですが、じつは今のSEOでは、質の高いコンテンツをじっくり積み上げていく方が評価されやすいんです。
特に事例記事のような一次情報が含まれた「読まれる記事」は、検索エンジンにもユーザーにも信頼されやすく、長く成果を出し続ける資産になります。
コツコツでOK!
少しずつでも、深みのある記事を増やしていくことが、未来のお客様との出会いにつながります。
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